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「さ」の作家

50音順の分類で「さ」に属する作家の作家の書いた本の感想です。

50音別作家一覧はこちら

作家名・作品名等で検索出来ます
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妻籠め 佐藤洋二郎 小学館

壮大で高尚な雰囲気小説だった。 佐藤洋二郎は初挑戦の作家さん。 図書館で表紙を見て気に入ったので、予備知識無しでジャケ借りした。寂しげな顔立ちの若い女性。しかも着ているのはシンプルな白のシャツ。不幸の匂いが立ち上る表紙に...

光まで5分 桜木紫乃 光文社

久しぶりの桜木紫乃。前作の『ふたりぐらし』が良かったので、期待して手にとったのだけど、ビックリするほどイマイチだった。 桜木紫乃はどちらかと言うと多作な作家さんなので、たまに「どうしちゃったの?」って思うほどイマイチな作品が混じってい...

ふたりぐらし 桜木紫乃 新潮社

桜木紫乃は良い。地味な女を書かせたら彼女の右に出る女性作家はいないと思う。 世の中には「ぶっ飛んだ女」を描く女性作家は沢山いるが「普通の女」や「地味な女」を上手に描ける作家は少ない気がする。 地味な女を書かせて上手い作家と言った...

九十歳。何がめでたい 佐藤愛子 小学館

佐藤愛子と言えば直木賞受賞作の『戦いすんで日が暮れて』をはじめ、何冊か読んでいるはずなのに、感想を書くのはこれがはじめて。 HPを立ち上げる前に読んだ作品って、よほど気に入っている訳でもなければ書いていないらしい。 私の中で佐藤...

ももこの21世紀日記〈N’06〉さくらももこ 幻冬舎

図書館に「さくらももこ追悼コーナー」が出来ていたので、なんとなく手に取って読んでみた。 私にとってさくらももこは好きでも嫌いでもない作家さん。 アニメや漫画の『ちびまる子ちゃん』で一世を風靡した人ではあるけれど、読書的に語るなら...

無垢の領域 桜木紫乃 新潮社

『ホテルローヤル』で直木賞受賞後、小説家として脂ノリノリな印象のある桜木紫乃。 新しい作品が出れば気になるし、読んでいない過去作品も追いかけているのだけど、今回の作品は正直言ってイマイチだった。 比較的、当たり率の高い作家さんと...

花嫁人形 佐々木丸美 創元推理文庫

本を読むにもその作品によってしっくりとくる季節があって、佐々木丸美の作品は断然冬に読むものだと思う。 作者はすでに故人なので新しい作品は望めないけれど、北海道出身の作家さんで雪と少女とロマンティックを書かせたら彼女の右に出る人はいない...

ギョギョギョ!おしえて! さかなクン さかなクン 朝日学生新聞社

朝日小学生新聞の連載をまとめた作品。 児童書だけど娘ではなく夫と私が読むために図書館で借りてきた。夫はアーケードのクイズゲームが趣味なのでジャンルを問わず雑学が多い方か良いらしく、毎週私がサラッっと読めそうな雑学本を数冊選んで図書館で...

砂上 桜木紫乃 角川書店

凄く面白かった。今年読んだ本の中で間違いなくベスト3に入るほどに。 人生に行き詰まった中年女性が作家デピューするまでの経緯を書いた物語。ネタバレ全開で感想を書くのでネタバレが苦手な方はご遠慮ください。 砂上 空が色をなくした冬...

十代に共感する奴はみんな嘘つき 最果タヒ 文藝春秋

題名に惹かれて手に取った。切れっ切れでグッとくる題名だと思う。 しかし最初に断っておく。私は40代の正直者なのでこの作品には1ミリも共感出来なかったし、面白いとも思わなかった。 悔しいけれど自分の老いを感じさせられる作品だった。...

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 西原理恵子 角川書店

『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』は巷で大変評判が良いので読んでみた。 本の内容は題名が全てと言って良い。 西原理恵子が自分の娘に伝えたい事が切々と書かれている。 私は西原理恵子の事が好きでも嫌いでもないけ...

氷の轍 桜木紫乃 小学館

北海道を舞台にしたミステリ作品。80歳になる元タクシー運転手の殺人事件にまつわる物語。 殺人事件を追うことで様々な人間の過去が浮き彫りになってくる。ミステリと言っても、殺しがどうのこうのと言うよりも親子関係、人間関係の物語って感じ。 ...

肉小説集 坂木司 角川書店

完全にジャケ借り。この表紙、インパクトあり過ぎだ。 関西に住んでいると肉と言えば牛肉なんだけど、関東では豚肉とのこと。 あとがきでも「関西に住んでいたら牛で書いていた」と作者自身が語っていた。 だけど豚肉、美味しい...

刑罰0号 西條奈加 徳間書店

題名になっている刑罰0号とは死刑に代わる制度として考案されたシステム。 被害者の最期の記憶を取り出して、加害者へ移植する事で加害者への贖罪を促す…と言うもの。 このテの発想はたぶん他にもあったと思う。筒井康隆だったっけか? ...

ずうめの人形 澤村伊智 角川書店

夏はホラーと成長小説が読みたくなる。 ホラーにしても成長小説にしても普段は凄く好き…って訳ではないけれど、日本の夏はホラーが似合うし、子どもは夏に成長する。 読書と言えば秋ってイメージが強いけれど、夏の読書も良いものだ。 ...

裸の華 桜木紫乃 集英社

最近、夏の疲れで心身共グダグダだったのだけど、あまりにも面白くてイッキ読みしてしまった。 今年(2016年)に読んだ本の中でベスト5入は確実だ。 久しぶりに「早く続きが読みたい」と思える作品だった。 裸の華 ザックリとこ...

ハーレーじじいの背中 坂井希久子 双葉社

現代の小説において「じいさん」と「ばあさん」は黄金アイテムだと思う。 世の中、なんだかんだ言って自分の祖父母が好きな人って多い。 世の中には喰えない年寄りがわんさかいて「老害」なんて言葉があるくらいなのに、小説に登場する「じいさ...

子の無い人生 酒井順子 角川書店

酒井順子と言えば『負け犬の遠吠え』を思い浮かべる人が多いと思うのだけど、私もその中の1人。 『負け犬の遠吠え』では独身女性がテーマになっていたけれど、今回の作品では「子どもがいない女性」がテーマになっている。 既婚者でも子どもが...

踊り子と将棋指し 坂上琴 講談社

今年はまだ3ヶ月も経っていないけれど、今のところ今年読んだ中で1番面白かった! なんなの、この面白さ? 全く知らないノーチェックの作家さんだと思ったら、これがデビュー作だなんて。もっともデビュー作と言っても作者は54歳。作者は京大卒で...

神も仏もありませぬ 佐野洋子 ちくま文庫

最近、身も心も夏バテ気味だったので「軽い物が読みたい」「楽しい物が読みたい」と手に取ったエッセイ集。 予備知識無しで「佐野洋子だし、そんなに重い話じゃないだろう」と言う程度の認識だった。まぁ、確かに読みやすいっちゃあ読みやすかったけれ...

五十坂家の百年 斉木香津 中央公論新社

斉木香津は初挑戦の作家さん。 図書館の『新刊コーナー』飾られてあった表紙に惚れて手に取った。ジャケ買いならぬ、ジャケ借り。 古めかしいセーラー服を来た双子の少女が淫靡な感じで「これはたぶん好みの本だ」とピンときた。実際、...
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