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徳川慶喜の子ども部屋 榊原喜佐子 草思社

徳川慶喜の孫にあたる榊原喜佐子が書いた随想録。

榊原喜佐子が子供の頃に書いていた日記を元に描かれていて、題名の通り子供時代に焦点があてられていた。

作品自体は榊原喜佐子の結婚の経緯や、結婚生活にも触れていたけれど、子供時代の話の方が生き生きして面白かった。

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徳川慶喜の子ども部屋

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最後の将軍慶喜の孫娘に生まれ、高松宮妃殿下を姉にもつ著者が小石川第六天町の三千坪のお屋敷で過ごした夢のような少女時代を回想する。

高松宮妃となる姉上が嫁ぐ日の記憶、夏休みの葉山や軽井沢へのお転地、四季折々の行事や日々の暮らしを当時の日記や写真とともに振り返る。

戦前の華族階級の暮らしを伝える貴重な記録であり、四百年近く続いた将軍家に生まれた一人の女性の生き様を記した回顧録である。

アマゾンより引用

感想

「お姫様の生活ここにあり」と言うような話が満載だった。

庶民の暮らしからは想像もつかない行事や仕来りがあったりして、興味深かった。お姫様の暮らしって凄いなぁ……と思わずため息。

ただのお金持ちとは訳が違う。榊原喜佐子自身は早くに両親を亡くされているのだけれど、実に伸びやかに育てられた印象を受けた。

人間って「親」でなくても、誠心誠意育ててくれる人がいれば、すくすくと成長するものなのだなぁ。いちいち感心させられた。

素敵だなぁ……と思ったのは、言葉遣い。聞いていて(読んでいて)とても心地良い。

もっとも、これは自分の生活と切り離された別の世界の物語として接しているので「素敵だなぁ」と思う訳で、自分の子どもに実践させようとは思わない。

言葉はあくまでもコミュニケーションの道具に過ぎない。自分達が生きている場所で便利なように使っていくのが正しいのであって、素敵だからって、そっくりそのまま持ち込むのは無理って話だ。

だからこそ自分の生きている世界とは違う世界に憧れを抱いてしまったりするのだろう。

感動するようなタイプの本ではないし、繰り返し読みたいようなタイプでもないけれど、ほどよ好奇心を満たしてくれる良作だった。

小説に疲れた時に読むには最適だと思う。かなり楽しめた1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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