読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

"宮尾登美子"

地に伏して花咲く 宮尾登美子 角川文庫

小説家の書く随筆を読む時は「この作家さんって、どんな人なんだろう」という興味から手に取る事が多い。 もちろん、そんな事な...

菊籬 宮尾登美子 文春文庫

日本の古い女性を書かせたら宮尾登美子の右にでる作家さんはいないんじゃないかと思う。 上手い……上手過ぎである。 「女」を...

鬼龍院花子の生涯 宮尾登美子 文春文庫

私がはじめて『鬼龍院花子の生涯』読んだのは高校生の時だった。 先日、ちょうど読みかけの本が面白くなくてオヤスミ読書の相棒...

お姫様は「幕末・明治」をどう生きたのか 河合敦 扶桑社BOOKS文庫

『お姫様は「幕末・明治」をどう生きたのか』は幕末&明治の姫君をテーマにしたエッセイ。Audibleで耳から聞いた。 幕末...

朱より赤く 高岡智照尼の生涯 窪美澄 小学館

『朱より赤く 高岡智照尼の生涯』は実在の人物である高岡智照をモデルにした物語。 高岡智照は瀬戸内寂聴の小説『女徳』のモデ...

髪結百花 泉ゆたか 角川書店

時代小説は得意じゃないのだけど巷の評判が良さそうなので読んでみた。 泉ゆたかは初挑戦の作家さん。デビュー作『お師匠さま、...

50音別作家一覧

当サイトで感想文を掲載している50音別の作家一覧を作りました。 作家名・作品名等で検索する事も出来ます 作家名で50音別...

ふたりぐらし 桜木紫乃 新潮社

桜木紫乃は良い。地味な女を書かせたら彼女の右に出る女性作家はいないと思う。 世の中には「ぶっ飛んだ女」を描く女性作家は沢...

天龍院亜希子の日記 安壇美緒 集英社

安壇美緒は初挑戦の作家さん。第30回小説すばる新人賞受賞作とのこと。 題名を聞いて宮尾登美子の『鬼龍院花子の生涯』を連想...

白百合の崖 山川登美子・歌と恋 津村節子 新潮文庫

百合の季節なのでふと読みたくなって手に取った。 『津村節子 白百合の崖 山川登美子・歌と恋』は与謝野晶子と共に与謝野鉄幹...

言問 領家高子 講談社

自分の肌感覚に合う作家さんに出会ってしてしまった。 領家高子の文章はかなり好きだ。ちょっと硬めで、地味めで、控えめで。画...

長崎乱楽坂 吉田修一 新潮文庫

舞台は昭和後期の長崎。ヤクザの家に生まれた少年の成長物語。 吉田修一は、かなり入魂して書いたんじゃないかなぁ……と容易に...

ワンちゃん 楊逸 文藝春秋

芥川賞候補になった表題作と『老処女』が収録されている。楊逸の作品を読むのはこれで3冊目だけれど、今回も私好みだった。 表...

天涯の船(上・下) 玉岡かおる 新潮社

久しぶりに「大河ロマン」が読めて大満足だった。 明治の動乱期に、女性がアメリカへ留学するってだけでもドラマなのに、主人公...

氷平線 桜木紫乃 文藝春秋

桜木紫乃の作品はこれで2冊目。前回は長編だったけれど、今回は短編集。 私は長編小説と短編小説は別物だと思っている。長編が...

一の糸 有吉佐和子 新潮文庫

『一の糸』のヒロインは、有吉佐和子の描いた女性の中では、奇抜なタイプではないかと思う。 有吉佐和子は作品数の多い作家さん...