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"宮尾登美子"

地に伏して花咲く 宮尾登美子 角川文庫

小説家の書く随筆を読む時は「この作家さんって、どんな人なんだろう」という興味があることが多い。もちろん、そんな事など関係無く手に取ることもあるのだけれど。今回の場合は「作家に興味があったから」手に取ってみた次第。しかしながら、そういう気持ち...

菊籬 宮尾登美子 文春文庫

日本の古い女性を書かせたら彼女の右にでる作家さんはいないんじゃないかと思う。上手い……上手過ぎである。「女」を書くことにコダワリを持った女性作家さんはたくさんおられるが、作家という仕事につく人は進歩的というか、アクティブな人が多いせいか「型...

鬼龍院花子の生涯 宮尾登美子 文春文庫

はじめて読んだのは高校生の時である。先日、ちょうど読みかけの本が面白くなくてオヤスミ読書の相棒にはしたくないなぁ……ということから、夜のお供として再読してみたのだが、これがなかなか面白かった。たとえ内容を覚えていたとしても、再読には、はじめ...

50音別作家一覧

当サイトで感想文を掲載している50音別の作家一覧を作りました。 作家名で50音別に並べています。 それぞれの音の中での並びは順不同です。 外国人作家は最後に記載してます。 あ行 あ行の作家一覧 あ ...

ふたりぐらし 桜木紫乃 新潮社

桜木紫乃は良い。地味な女を書かせたら彼女の右に出る女性作家はいないと思う。 世の中には「ぶっ飛んだ女」を描く女性作家は沢山いるが「普通の女」や「地味な女」を上手に描ける作家は少ない気がする。地味な女を書かせて上手い作家と言ったら、桜木...

天龍院亜希子の日記 安壇美緒 集英社

初挑戦の作家さん。第30回小説すばる新人賞受賞作とのこと。 題名を聞いて宮尾登美子の『鬼龍院花子の生涯』を連想した人は私だけではないと思う。そして「これはきっと大河ロマンに違いない」と期待してしまったのも私だけではないと思う。 ...

津村節子 白百合の崖 山川登美子・歌と恋 新潮文庫

百合の季節なので読みたくなって手に取った。 与謝野晶子と共に与謝野鉄幹に歌を学んだ歌人、山川登美子の半生を描いた作品。伝記ではなく小説である。私にとって初めて読んだ津村節子作品で思い入れの深い1冊。この作品を読まなければ、津村節子にハ...

言問 領家高子 講談社

自分の肌感覚に合う作家さんに出会ってしてしまった。作者の文章はかなり好きだ。ちょっと硬めで、地味めで、控えめで。画に例えるならエッチングの習作みたいなものだろうか。水墨画ほど渋くはないけど……という印象。 ヒロインは現代の花街で生きる...

長崎乱楽坂 吉田修一 新潮文庫

舞台は昭和後期の長崎。ヤクザの家に生まれた少年の成長物語。作者は、かなり入魂して書いたんじゃないかなぁ……と容易に想像出来る丁寧な作りで非常に好感が持てたのだが、残念ながら面白いとは言い難い作品だった。 悪くないのだ。少年の成長物語と...

ワンちゃん 楊逸 文藝春秋

芥川賞候補になった表題作と『老処女』が収録されている。作者の作品を読むのはこれで3冊目だけれど、今回も私好みだった。 表題作は日本人と集団見合いで結婚した女性「ワンちゃん」の物語。ワンちゃんは中国で女性ながらも商売をして、そこそこ稼ぎ...

天涯の船(上・下) 玉岡かおる 新潮社

久しぶりに「大河ロマン」が読めて大満足だった。明治の動乱期に、女性がアメリカへ留学するってだけでもドラマなのに、主人公は姫君の替え玉として船に乗せられてしまう少女という設定だけでもドキドキしてしまった。有吉佐和子『和宮御留』を彷彿とさせる滑...

水平線 桜木紫乃 文藝春秋

作者の作品はこれで2冊目。前回は長編だったけれど、今回は短編集。私は長編小説と短編小説は別物だと思っている。長編が面白くても短編となるとサッパリな作家さんもいれば、その逆の人もいる。「どうかなぁ……」と少し心配だったのだけど、なかなか面白か...