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映画『海猿』感想。

映画『海猿』は佐藤秀峰の漫画『海猿』を映画化した作品。原作漫画は読んだけれど、映画の方はなんとなく観ないままここまで来てしまった。

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最近はコロナの影響で外出を自粛している分、家の中の片付けがはかどっているのだれど「いつか見よう」と思って録画→DVDに退避した『海猿』が発掘されたので今さらながら視聴してみた。

今回の感想は一部ネタバレが含まれるので、ネタバレNGの方はご遠慮ください。

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海猿

海猿 ウミザル
監督羽住英一郎
脚本福田靖
原案小森陽一
原作佐藤秀峰
製作亀山千広
阿部秀司
武政克彦
島谷能成
出演者伊藤英明
加藤あい
海東健
香里奈
伊藤淳史
杏子
國村隼
藤竜也
音楽佐藤直紀
主題歌JOURNEY「OPEN ARMS」
公開 2004年6月12日

あらすじ

主人公の仙崎大輔が海上保安大学校の潜水士課程に入校するところから物語は始まる。

教官は1人1人の新入校生達に本当に潜水士を目指す理由を問い詰めた。

潜水士になりたいと言う本当の理由は人それそぞれだったが教官は非常に厳しく、訓練生たちを戒める意味を込めて「最前線に楽しい事はない」と言い、訓練生達の反感を買っていた。

ちなみに仙崎は地上や「船上勤務が退屈」という理由で潜水士を目指した。

海上保安庁の訓練内容過酷なものだった。訓練生達は潜水士としての活動をするために「バディ」を組むことになる。バディは2人1組で行動する。訓練生は皆、バディとの関係も踏まえて訓練に取り組んでいく。

仙崎はもともとスキューバダイビングをしていたこともあり、体格にも恵まれていて、訓練生の中では有望株とされていたが、バディの工藤は身体も小さく、落ちこぼれだった。最初のうちは工藤のことを疎ましく思っていた仙崎だったが、いつしか工藤をバディとして認め、共に潜水士になろうと誓い合う。

自由行動を許された訓練生達は飲み会を開催。その時、仙崎と井沢環菜は出会う。最初は仙崎に反目してい環菜だったが、仙崎を知っていくうちに次第に彼に惹かれていく。

男の友情を愛でる

映画『海猿』はとりあえず「男の友情」を愛でるための映画だと思う。

過酷な訓練に立ち向かう14人訓練生。

海上保安大学校の潜水士課程に入校する…ってだけでも、海上保安官としてはエリートコースなのだけど、エリートの中にもエリートと落ちこぼれが出来てくる。1人1人性格も違うし、考えたも違う。

そんな14人が厳しい訓練の中で「仲間」としての絆を深めていく過程は控えめに言って最高。

なんと言うのかな…エリートのはずだし、訓練に対しては真面目に取り組む奴らなのに、どことなく小学生男子感が抜けていないのがとても良かった。すぐ脱ぐし、お尻出すし。女性視点で見ると「馬鹿なの?」みたいなことを全力で楽しんでいる感じが微笑ましくて良かった。

人命救助と海上保安官の仕事

『海猿』の前半部分は、ほぼ訓練シーンに費やされている。恋愛要素も盛り込んでいるけれど「刺身のツマ」くらいのもので、完全に男の友情メインで進む。

前半のテーマはエリート仙崎と落ちこぼれ工藤の凸凹コンビがどうやってバディになっていくか…ってところに焦点が絞られている。

ここで重要なネタバレをさせてもらうのだけど、主人公仙崎のバディ、工藤はプライベートで海に出た時に、溺れた人を助けようとして死んでしまう。そして残念なことに工藤が助けようとした人も死んでしまうのだ。

共感は教え子である工藤の死を哀しみながらも「人命救助が出来なければ犬死にだ」と言い捨てる。

工藤は身体が小さく、潜水士としては落ちこぼれだった。けれど、工藤は14人の訓練生達の中で1番熱い心を持っている男だったのだ。だけど、どれだけ志が高くても一生懸命努力しても要救助者の命を救えなければ評価されないのだ。

ちなみに、工藤を犬死だと言った共感は任務中にバディを亡くしている。

海上保安官(潜水士)としての厳しさを感じるエピソードで、観ていて胸が痛くなった。

仲間の絆

もう工藤が信じゃったところで、十分お腹いっぱいな感じなだけど、もう1つ大きなエピソードが用意されていた。

ラストへの盛り上がりについては簡単に予想出来る展開なのだけど、黄金パターン的でてとも良かった。『海猿』の原作は大人向け漫画ではあるけれど、少年ジャンプ的展開で『努力・友情・勝利』の三原則が綺麗に突っ込まれていた。

気持ちの良い王道で、観終わった後は素直に「良かったな」と思えた。

ちなみに『海猿』はあと2作、映画が作られているようなので、機会があれば2作目、3作目も観てみたい。

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白い木蓮の花の下で
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