書評

村田沙耶香…ヤバいわ。今の日本の純文学作家さんに村田沙耶香以上にクレイジーな作品書く人いないんじゃないかな。良い意味で狂...

坂井希久子の作品を読むのは『ハーレーじじいの背中』以来で久しぶり。『妻の終活』は題名が全てを語っていて、ガンに侵された老...

『三匹の子豚』はイヤミス（読後に嫌な気分になるミステリー作品）の女王、真梨幸子の最新作。私の中ではすっかり「真梨幸子は新...

先日読んだ『土に贖う』が猛烈に面白かったので続けて読んでみた。『土に贖う』は短編集だったけど『肉弾』は長編小説。物語の舞...

『火環　八幡炎炎記　完結編』は『八幡炎炎記』の続編。私は『八幡炎炎記』を読んだ時「これはもしかしたら大作の香りがする。」...

原田ひ香の作品を読むのは『おっぱいマンション改修争議』に続いて2冊目。今回は食べ物小説。最近はなんだかんだと食べ物小説が...

私は山崎ナオコーラの作風が好きじゃなくて、前回読んだ『偽姉妹』では「山崎ナオコーラの作品はこれを限りに卒業しようと思う」...

河﨑明子は三浦綾子文学賞を受賞した『颶風の王』が良かったので「新作が出たら読みたい」と思っていたのだけど、新刊チェックが...

『美しき愚かものたちのタブロー』は第161回直木賞候補作。国立西洋美術館美術館建設をめぐる男達の物語。原田マハは自身が美...

百田尚樹、3年ぶりの長編小説。百田尚樹は『夏の騎士』を最後に小説家を引退すると明言しているので、百田尚樹の最後の作品…と...

1冊前に読んだ『水辺のブッダ』があまりにも陰鬱な作品だったので、気分の方向を180度変えてたくて手に取った。『水辺のブッ...

巷で評判が良さげだったので読んでみたのだけれど、私にはまったく理解出来なかったし、良さも分からなかった。ドリアン助川の本...

図書館の新刊コーナーで見つけて、手に取った。題名からして「若くして亡くなった実在の女性画家の物語なんだな」ってことが分か...

蛭田亜紗子の作品を読むのはこれで2冊目。以前読んだ『エンディングドレス』が良かったので、もう1冊読んでみようと手に取った...

どちらかと言うとミステリは苦手なのだけど、秋吉理香子の書くミステリは新作を楽しみにしている。ミステリと言っても謎解き重視...

『トリニティ』で直木賞の候補に挙がるも、受賞出来なかった窪美澄。直木賞を受賞出来なかったのは残念でならないけど、今回読ん...

最近は子どもに変わって親が子どもの代わりに婚活をする「親婚活」なるものがあるらしい。私は結婚しているけれど、結婚したのが...

玄侑宗久の作品を読むのはもしかしたら10年以上ぶりかも知れない。最後に読んだ『アブラクサスの祭』が、あまりにもクレイジー...

久しぶりの真梨幸子。私はミステリが苦手なのに真梨幸子の作品だけは楽しめてしまう。ただ真梨幸子は巷で「イヤミスの女王」と呼...

『生のみ生のままで』は綿矢りさが初めて「女性同士の恋愛」を描いた作品。「えっ？綿矢さんって同性愛者だったの？」と、正直困...

久しぶりの桐野夏生作品。新刊は新聞小説とのこと。大阪在住の私には馴染みのない新聞なので、連載されていた事自体知らなかった...