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本の感想

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小説の秘密をめぐる十二章 河野多惠子 文藝春秋

マイブーム女性作家である河野多惠子の作品で、しかも題名に「小説の秘密をめぐる」だなんて悩ましい言葉が入っているとなるとそ...

怪談 小池真理子 集英社

小池真理子の作品を読むのは数年ぶり。どちらかと言うと好きな作家さんなのだけど、最近は「上手すぎて上滑り」な印象が強くて手...

レモン・インセスト 小池真理子 講談社文庫

禁断の恋……姉と弟の近親相姦がテーマの恋愛小説だった。小池真理子の描く、精神的にちょっぴり倒錯した感じの恋愛小説は好きな...

狂王の庭 小池真理子 角川文庫

久しぶりに書店で購入した新刊本だと言うのに、まったくもって駄目だった。タイトルに惚れて買ったのに「狂おしさ」をちっとも感...

蜜月 小池真理子 新潮文庫

辻堂環という画家を愛した6人の女達の物語を繋いだ連作短編集。6つの恋物語というノリ。それぞれにシュチュエーションも違えば...

悪事 小池昌代 扶桑社

あれあれ。なんだろう、この小物感とコレジャナイ感。小池昌代、久しぶりの短篇集にワクワクしていたのだけど、今回はちょっとガ...

たまもの 小池昌代 講談社

昔付き合っていた男から赤ん坊を預かって、以降ずっとその子と暮らし続けている女が主人公。「山尾」と言う変な名前の男の子と、...

厩橋 小池昌代 角川書店

ものすごく小池昌代「らしい」感じのする作品だった。舞台は東京。スカイツリーのお膝元で、生さぬ仲の娘を育てる夫婦と、養父母...

自虐布団 小池昌代 本阿弥書店

『自虐布団』は月間『俳壇』という雑誌に連載していた短編小説を集めた短編集。どの作品も「言葉」を生業とする人や、あるいは言...

黒蜜 小池昌代 筑摩書房

小池昌代の作品にはすっかり惚れ込んでいるのだけれど、今回は正直イマイチだった。前回読んだ『弦と響』(忙しい時期だったのか...

わたしたちはまだ、その場所を知らない 小池昌代 河出書房新社

小池昌代の長編作品は初めて読んだのだけど面白かった。ずっと短編集を読んでいて「いつかガッツリ長い物を」と思っていたのだけ...

怪訝山 小池昌代 講談社

表題作他2編収録。『怪訝山』、とても面白かった。気持ち悪い話だったけれど、すごく面白かった。久しぶりに「誰かと感想を語り...

ことば汁 小池昌代 中央公論新社

小池昌代作品5冊目。今回も短編集。やっぱり、この人はいい。私の肌にしっくり馴染む人だ。なんと言ったらいいのだろうなぁ。「...

ルーガ 小池昌代 角川書店

小池昌代の作品は女性にこそ読んで欲しいと思う。なにげに汚らしい表現で恐縮なのだけど「女汁したたる」感じがする。表題作を含...

裁縫師 小池昌代 角川書店

エロティックな香りの漂う不思議な話を集めた短編集。最盛期の小川洋子と河野多惠子を足して2で割ったような作風。小川洋子では...

タタド 小池昌代 新潮社

小池昌代の感性、すごくいい……と言うか、私の感性にピッタリと沿って気持ちがいいような恐いような。読んでいて空恐ろしいもの...

感光生活 小池昌代 筑摩書房

『感光生活』は15作からなる短編集。作者の小池昌代は私にとって初挑戦の作家さんだ。詩人で翻訳家とのこと。小池昌代がこの短...

アブラクサスの祭 玄侑宗久 新潮社

ヤバイよ。玄侑宗久の作品はヤバ過ぎる。読んでいると、うっかり自殺したくなってしまう。ちなみに私は身内に自殺者がいるので、...

中陰の花 玄侑宗久 文藝春秋

禅宗の僧侶である主人公と妻。そして拝み屋の婆さまを軸にした物語。題名になっている「中陰」とは、この世とあの世の中間地点の...

陰日向に咲く 劇団ひとり 幻冬舎

今さらながらのベストセラー本。図書館で予約していたのが、やっと手元に届いた。「お笑い芸人に小説が書けるのかな?」という好...

万寿子さんの庭 黒野伸一 小学館

短大を出て社会人になったばかりの20歳のヒロイン京子と「意地悪ばあさん」を地でいくような78歳の万寿子さんとの物語。20...
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