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アブラクサスの祭 玄侑宗久 新潮社

ヤバイよ。玄侑宗久の作品はヤバ過ぎる。読んでいると、うっかり自殺したくなってしまう。

ちなみに私は身内に自殺者がいるので、誰がなんと言おうと、世の中はどうあろうと「自殺はイカン。勘弁してくれ」と思っているのだが、この作品は死への衝動をそこはことなく、くすぐってくれる感じなのだ。

自殺幇助小説でもないのだが。はじめて作者の作品を読んだときに「うすら寒い印象」を受けると書いたけれど、まんざら間違ってはいなかったのかも知れない。

私とは相性が悪い……というか、悪い方向に引き摺られそうな気がするので作者の作品はこれで打ち止めにしようかと思う。

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アブラクサスの祭

東北の小さな町の寺に勤める僧・浄念は、躁鬱に苦しみつつ薬と酒の力を借りて法要をこなす毎日。

不惑間近となったいま、学生時代にのめり込んだバンドへの情熱が心を占める。

やっと実現にこぎつけたライブのステージで、強烈な恍惚感とともに降りてきた啓示の正体は……。

アマゾンより引用

感想

主人公は精神を病んでいて、職業は僧侶。ロックを愛しいて、妻と子供アリ。

精神科から処方された薬を飲んで精神の均衡を保っている状態。読んでいて「痛い」話なのだが、亡き祖母が酷い欝を患っていたので、リアルに受け止めることができた。

あえて「良かった探し」をするならば、人間は相当に駄目な状態に陥っても、それなりにやっていけるのだろうな……ってところだろうか。

主人公の周囲に配置された人々は、なんだかんだ言って心優しい人たちだった。

が、現実問題として考えると「心優しい人達に囲まれる」というの、稀有なことのようにも思う。

精神系の本は苦手だ。自分の弱点をさらされている気がする。

たった2冊しか読んでいないが、作者の作品は個性的で文章もしっかりしているので作品としては良いと思う。

しかし私は今回で卒業。読まない方が良い本……てのもあるように思う。

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白い木蓮の花の下で
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