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本の感想

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自立日記 辛酸なめ子 洋泉社

辛酸なめ子はペンネームが、どうしても受け付けなくて、気になりつつも手にとったことがなかった作家さんだったのだが、好奇心の...

狭小邸宅 新庄耕 集英社

住宅販売会社の新人営業マンとして働く主人公の奮戦記。すばる文学新人賞受賞作。題名に惹かれて手に取った。 読んでいて、とて...

愛を乞うひと 下田治美 角川文庫

私、個人としてはパワフルで影響力のある1冊だと思った。 しかし文学的に考えると微妙なポジションかかも。この本のテーマに興...

純愛小説 篠田節子 角川書店

ネット書評だか、新聞の書評だかを読んで「面白そう」と思って手に取ったのだけど私には受け入れ難い本だった。 恋愛をテーマに...

鋼の女 最後の瞽女・小林ハル 下重暁子 集英社文庫

『鋼の女 最後の瞽女・小林ハル』は江戸時代に組織された瞽女集団の最後の1人、人間国宝、小林ハルの生涯を描いたノンフィクシ...

よだかの片想い 島本理生 集英社

顔に大きな痣を持つ女子大生の恋を描いた恋愛小説。久しぶりにキュンキュンしてしまった。41歳のオバサンがこんなにときめいて...

ナラタージュ 島本理生 角川書店

「若い女性の間で評判の1冊」とか「胸のちぎれるような切ない恋愛」とかいう煽り文句に浮かされて手に取ってみた。 実際、読書...

生まれる森 島本理生 講談社

この小説は、いったい何が言いたかったのだろう? 私にはサッパリ分からなかった。恋愛小説と呼ぶには、あまりにもチンケだし。...

春の庭 柴崎友香 文藝春秋

今まで今の今まで「なんとなく、この人とは合わない気がする」という思い込みから読んだことの無かった作家さんだったのだけど、...

狸汁 銀次と町子の人情艶話 柴田哲孝 光文社

一見さんお断りをかがける小料理屋の主、銀次の周辺で起こる食べ物にまつわる物語。 短篇集なのでサラッっと読めた。通勤電車で...

愛妻日記 重松清 講談社

題名を見て「夫婦の日常を描いた心あたたまる物語なのだろう」と予測して手に取った短編集。 しかし、私の予想は見事に外れてし...

哀愁的東京 重松清 角川文庫

重松清、なんだか今までと作風が違っていて、ちょっと吃驚した。 浅田次郎ちっくと言うか。胡散臭さのベクトルが変わっちゃった...

送り火 重松清 文藝春秋

「重松清って、胡散臭くて、そんなに好きじゃないんだよね」と思いつつ、わりと読んでいるような気がする。 むしろ親の敵のよう...

きよしこ 重松清 新潮社

これは作者、重松清の自伝的小説……ということになるのだろうか。 吃音の少年の成長記で、胡散臭さ炸裂といった感じだった。い...

ビタミンF 重松清 新潮文庫

基本的に重松清の作品は、どこか胡散臭くて信用ならないと言うか、生理的に受け付けないと言うか、とにかく好きではない。 主義...

幼な子われらに生まれ 重松清 幻冬舎文庫

重松清の作品は、今までも何度か挑戦したことがあったのだが、どうしても彼の描く人間には好感が持てなかった。 私の中では「あ...

かっぽん屋 重松清 角川文庫

未収録短編とロングインタビューが収録された「重松清ファンブック」という雰囲気の1冊。 王道的短編小説アリ、SFティスティ...

迎春花  宍戸游子 講談社

前回読んだ『六月黄』がとても気に入ったので、楽しみにして2冊目を手に取ったのだけど肩すかしを食らわされてしまった。 地味...

六月黄 宍戸游子 講談社

上海と言えば「上海蟹」が美味しいそうだが、卵を抱える11月が旬なのだとか。 11月になると日本でも上海蟹を食べさせてくれ...

盤上に散る 塩田武士 講談社

母親と2人で暮らしていた40代の独身女性が主人公。 癌で母を亡くし、母が出せなかった手紙を渡そうと宛名の主を探そうとする...

無名 沢木耕太郎 幻冬舎

沢木耕太郎が自らの父を小説家した作品だった。 父を看取りながら、父の人生を振り返る……というスタイルで、良くも悪くも「普...
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