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マイマイ新子 高樹のぶ子 マガジンハウス

第二次世界大戦の敗戦直後に少女時代を過ごした高樹のぶ子が自分の少女時代を描いた作品。

短編連作形式で、雑誌に連載されていたとのこと。一応、大人向けの小説なのだと思うけれど、児童文学の枠に入れても面白く読めるのではないかと思う。

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マイマイ新子

新子はマイマイ(つむじ)をピンと立て、妹や友達と今日も元気に駆けまわる。

大好きなおじいちゃんが作ってくれたハンモックは二人だけの秘密。昭和30年の山口県国衙を舞台に、戦争の傷を負いながらも懸命に生きる大人たち。

変わりゆく時代の中で成長する日々を懐かしくも切なく描いた傑作。片渕須直監督アニメ映画『マイマイ新子と千年の魔法』原作小説。

アマゾンより引用

感想

ヒロインは少女小説にありがちな「勝気で正義感が強い活発な女の子」。1つ1つのエピソードが伸びやかに描かれていて好感が持てた。

大人の世界を垣間見て、憤るヒロインはとても可愛らしかった。「私もそうだったなぁ…」と自分の少女時代を懐かしく思った。

生きる時代は違っても「子供時代の思い出」と言うのは、どこか懐かしくて共感出来るから不思議だ。

1つ1つのエピソードはそれなりに面白かったけれど、成長小説としては物足りない。

「こんな事がありました」程度の描き方に留まっていて、それを経験してヒロインが成長したかと言うとそうでもないあたりが微妙。

もっとも、現実的なことを言うと人間の成長は1つ2つの経験によって成されるものではないので、ある意味リアルに描いているのかも知れないけれど、1つの作品として読ませるならば、その辺の工夫は欲しかった。

「日本版赤毛のアン」を意識していたようだけど、それはちょっと言い過ぎかなぁ…と思う。

自分自身が体調の悪い時に読んだこともあるとは思うのだけど「短編連作」という形式は読みやすかったし、手軽な読み物を求めている時には向いている作品だと思う。

高樹のぶ子の作品は学生時代に読んだきりで「じっとりした物語を書く作家さん」という印象が強かったので、良い意味で意外な作品だった。

いささか物足りない感があるのは否めないが、そこそこに良い作品だと思う。

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白い木蓮の花の下で
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