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さ行の作家

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盤上に散る 塩田武士 講談社

母親と2人で暮らしていた40代の独身女性が主人公。 癌で母を亡くし、母が出せなかった手紙を渡そうと宛名の主を探そうとする...

無名 沢木耕太郎 幻冬舎

沢木耕太郎が自らの父を小説家した作品だった。 父を看取りながら、父の人生を振り返る……というスタイルで、良くも悪くも「普...

壇 沢木耕太郎 新潮文庫

久しぶりに骨太で読み応えのある1冊に巡り逢えて嬉しくてたまらない。 タイトルの『檀』とは作家、檀一雄のことであり彼の妻(...

ラブ・イズ・ザ・ベスト 佐野洋子 新潮文庫

多くの人に愛されている絵本『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子が書いたエッセイ集で。 佐野洋子の絵本は私も大好き...

せんたくかあちゃん さとうわきこ 福音館書店

この作品は福音館の月刊予約絵本『こどものとも』の269号として発行された。 後に同出版社からハードカバー化されている。洗...

人形(ギニョル) 佐藤ラギ 新潮社

扇情的な人形が表紙だったので、人形をテーマにしたエロティックな小説かと思っていけれど、エロティックどころの騒ぎではなかっ...

小説智恵子抄 佐藤春夫 角川クラッシックス

高村光太郎の詩集『智恵子抄』をベースに書かれた小説で高村光太郎の友人であった佐藤春夫の目から見た夫婦像が興味深かかった。...

象を洗う 佐藤正午 岩波書店

またしても題名に惚れて手にとってしまった1冊だった。 「題名惚れ」というのは、もはや持病と言っても過言ではない。そして今...

神様がくれた指 佐藤多佳子 新潮社

この佐藤多佳子の作品は、けっこう好きかも……なんて思っていたのだけれど、あまり好きぢゃないかも知れない。 はじめて読んだ...

黄色い目の魚 佐藤多佳子 新潮社

なんだか酷く「こっ恥ずかしいもの」を読んだなぁ……という印象を受けた。 なにしろ「悩みたいから悩む。悩むために悩む」のが...

ジャンヌダルク、またはロメ 佐藤賢一 講談社

歴史小話というのだろうか。西洋歴史ものばかりを集めた短編集だった。 表題作になっているジャンヌダルクの話よりも、他の収録...

水に描かれた館 佐々木丸美 講談社文庫

海を臨む洋館で起こった殺人事件を書いた『崖の館』の続編。 ブック・オフの100円棚で見つけて「そう言えば読んでいなかった...

雪の断章 佐々木丸美 講談社文庫

久しぶりに再読してみた。 『雪の断章』は……と言うよりも、佐々木丸美作品に共通した特徴なのだが、まずは美文調の強烈な1人...

ノー・シューズ 佐々木マキ 亜紀書房

漫画家で絵本作家でもある作者の自伝的エッセイ。 私は幼稚園の頃に絵本作家として佐々木マキを好きになったのだけど、村上春樹...

ねむいねむいねずみ 佐々木マキ PHP

最近やけに眠いのだ。春だから眠いのか、草臥れているから眠いのか。 眠いという意識は、ほとんどないのに「気がつけば寝ている...

ファミリーポートレイト 桜庭一樹 講談社

桜庭一樹の作品を読むのはこれで4冊目。 『赤朽葉家の伝説』を読んで「すごく面白い!」と興奮したものだが、その後り2冊は駄...

私の男 桜庭一樹 文藝春秋

直木賞受賞作。ネタばれ恐縮だが、要するに近親相姦のお話だった。 正直なところ、どういう風に感想を書いたものかと迷ってしま...

桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ。 桜庭一樹 東京創元社

何がどう…と言うほどでもない日記だった。 読書ネタが多めではあるけれど、読書日記と言うよりも普通の日記に近い形。 読むた...

赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 東京創元社

友人から勧められて読んだのだけど、文句無しに面白かった。 たぶん私にとって2008年度の1番面白かった1冊になると思う。...

アウグスティヌスの聖杯 櫻沢順 角川書店

ホラー小説と、ミステリー小説の中間地点にあるような印象を受けた。 もっともしっくりくる括りは『世にも奇妙な物語』かも知れ...

蛇行する月 桜木紫乃 双葉社

桜木紫乃は「女の人生」を描くのが上手過ぎる。なんて愛しい女を描いてくれるのだろう。 北海道の高校を卒業した女達の人生を綴...
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