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さ行の作家

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ガンビア滞在記 庄野潤三 みすず書房

図書館で、この本の題名を目にした時、物知らずな私は「ガンビア」という言葉の響きから「アフリカとか南米とか動物が一杯いるよ...

庭のつるばら 庄野潤三 新潮社

美味しい紅茶を飲みながら、ゆるゆると読むのが似合いそうな作品だった。 子供達が自立して、夫婦だけの生活を描いたエッセイち...

満月ケチャップライス 朱川湊 講談社

私は朱川湊が描く「人の温もりを感じさせてくれる物語」が大好きだ。 正直なところ、全ての作品が最高に面白いって訳ではないの...

鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様 朱川湊 小学館

いかにも朱川湊人って感じの作品だった。 私が朱川湊の作品を読むのはこれで6冊目(読書録には5冊しか書いていない)なのだけ...

太陽の村 朱川湊 小学館

冴えないニートのヲタクがタイムスリップして江戸時代に行く……と言う物語。 実にパッっとしない作品だった。 ライトノベルと...

かたみ歌 朱川湊 新潮社

『幽霊譚』と言いたくなるような、ちょっと不思議な話を集めた連作短編集。 時代は古き良き昭和。物語の舞台は「アカシア商店街...

わくらば追慕抄 朱川湊 角川書店

前回読んだ『わくらば日記』の続編。 前作の雰囲気そのままで、前作が気に入った人なら楽しめるであろう作品だった。 推理…と...

わくらば日記 朱川湊 角川書店

昭和30年頃を舞台にした短編連作集。不思議な力を持つ美しい姉と、その妹が遭遇する事件簿。 私にとっては苦手なミステリーと...

自立日記 辛酸なめ子 洋泉社

辛酸なめ子はペンネームが、どうしても受け付けなくて、気になりつつも手にとったことがなかった作家さんだったのだが、好奇心の...

狭小邸宅 新庄耕 集英社

住宅販売会社の新人営業マンとして働く主人公の奮戦記。すばる文学新人賞受賞作。題名に惹かれて手に取った。 読んでいて、とて...

愛を乞うひと 下田治美 角川文庫

私、個人としてはパワフルで影響力のある1冊だと思った。 しかし文学的に考えると微妙なポジションかかも。この本のテーマに興...

純愛小説 篠田節子 角川書店

ネット書評だか、新聞の書評だかを読んで「面白そう」と思って手に取ったのだけど私には受け入れ難い本だった。 恋愛をテーマに...

鋼の女 最後の瞽女・小林ハル 下重暁子 集英社文庫

『鋼の女 最後の瞽女・小林ハル』は江戸時代に組織された瞽女集団の最後の1人、人間国宝、小林ハルの生涯を描いたノンフィクシ...

よだかの片想い 島本理生 集英社

顔に大きな痣を持つ女子大生の恋を描いた恋愛小説。久しぶりにキュンキュンしてしまった。41歳のオバサンがこんなにときめいて...

ナラタージュ 島本理生 角川書店

「若い女性の間で評判の1冊」とか「胸のちぎれるような切ない恋愛」とかいう煽り文句に浮かされて手に取ってみた。 実際、読書...

生まれる森 島本理生 講談社

この小説は、いったい何が言いたかったのだろう? 私にはサッパリ分からなかった。恋愛小説と呼ぶには、あまりにもチンケだし。...

春の庭 柴崎友香 文藝春秋

今まで今の今まで「なんとなく、この人とは合わない気がする」という思い込みから読んだことの無かった作家さんだったのだけど、...

狸汁 銀次と町子の人情艶話 柴田哲孝 光文社

一見さんお断りをかがける小料理屋の主、銀次の周辺で起こる食べ物にまつわる物語。 短篇集なのでサラッっと読めた。通勤電車で...

愛妻日記 重松清 講談社

題名を見て「夫婦の日常を描いた心あたたまる物語なのだろう」と予測して手に取った短編集。 しかし、私の予想は見事に外れてし...

哀愁的東京 重松清 角川文庫

重松清、なんだか今までと作風が違っていて、ちょっと吃驚した。 浅田次郎ちっくと言うか。胡散臭さのベクトルが変わっちゃった...

送り火 重松清 文藝春秋

「重松清って、胡散臭くて、そんなに好きじゃないんだよね」と思いつつ、わりと読んでいるような気がする。 むしろ親の敵のよう...
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