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アーミッシュ もう一つのアメリカ 菅原千代志 丸善ブックス

アメリカのアーミッシュについて書かれたルポ本。

最近、我が家(と言うか私の住んでいる地域)はエホバの証人の訪問が激しくて、その反発からか、ふとアーミッシュの事を思い出して手に取ってみた。

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アーミッシュ もう一つのアメリカ

現代文明を象徴する国アメリカに住み、その文明の恩恵を拒み、絶対平和主義を貫き、そして権威や偶像を認めず家族や隣人との絆の中に生きる敬虔なキリスト教徒「アーミッシュ」。

本書は、彼らアーミッシュと共に暮らし、共に働き、共に食べ、語らいあった一写真家の眼を通して、四季折々のアーミッシュの生活と心を綴ったものである。

のばした顎ヒゲと襟なしの黒い上衣。長いワンピースにオーガンジーのキャップ。馬車で移動する質素な生活。現代文明を拒み、平和主義を貫くアーミッシュの人々の生活と心を描く。

アマゾンより引用

感想

アーミッシュはキリスト教の一派で電気を使わず、自分達のコミュニティの中で自給自足的な生活をする人達のこと。

現代文明はほとんど取り入れず、昔風の生活を頑ななまでに貫いている。平和主義で争いを好まず家族を大切にする穏やかな人達……とのこと。

この作品の中では作者がアーミッシュの中に入って見聞きした事が書かれている。

かつてテレビで放送されていた『大草原の小さな家』の世界がいまだ続けられているような印象を受けた。私には到底真似は出来ないけれど、なんだか憧れてしまうような世界だ。

家族仲良く助け合って、質素倹約。美しい生活が描かれていて絵本を読んでいるような錯覚を覚えた。

もちろん良いことばかりではない。

彼らはアメリカで暮らしながらも、アメリカが定めた義務教育を受けず、ペンシルバニアドイツ語と英語と算数しか学ばず「神と生きる」ことが何よりも優先される。

そこで暮す人達にはなんて事はないのだろうけれど、彼らの規律正しい生活は、その信仰を持たない人間からすると息苦しいし、常軌を逸しているとしか思えない部分も多い。

この作品を読んで私が1番感心したのは、アーミッシュを受け入れているアメリカという国の懐の深さだ。

もし、これが日本ならアーミッシュは受け入れてもらえないだろう。アメリカは自由の国であり、移民達が作った国なのだと、つくづく感心した。

この類の本は読んだところで具体的に人生の役に立つとも思えないのだけれど、自分の知らない世界を覗き見る楽しさがある。

アーミッシュについての知識の無い人にも充分読めるよう配慮があり、読みやすい文章だったので気楽に読む事が出来た。

小説を読み飽きた時の息抜きにはちょうど良い1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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