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"重松清"

愛妻日記 重松清 講談社

題名を見て「夫婦の日常を描いた心あたたまる物語なのだろう」と予測して手に取った短編集。 しかし、私の予想は見事に外れてしまった。夫婦について描いた短編集ではあったけれど、日常生活を描いたものではなかった。 テーマは「夫婦間のセッ...

哀愁的東京 重松清 角川文庫

重松清、なんだか今までと作風が違っていて、ちょっと吃驚した。 浅田次郎ちっくと言うか。胡散臭さのベクトルが変わっちゃった気がする。 まぁ、とやかく言うほどのものでもないのだけれど、どの作家さんを読んでも同じ……ってのは、いささか...

送り火 重松清 文藝春秋

「重松清って、胡散臭くて、そんなに好きじゃないんだよね」と思いつつ、わりと読んでいるような気がする。 むしろ親の敵のように追いかけていると言っても良い。 実際、重松清は胡散臭い話が多いし「はぁ? なんの冗談ですか?」というような...

きよしこ 重松清 新潮社

これは作者、重松清の自伝的小説……ということになるのだろうか。 吃音の少年の成長記で、胡散臭さ炸裂といった感じだった。いっそ児童小説として書いた方が良かったのではないかと思う。 前振りと、オチを外して、1つ1つのエピソードだけを...

ビタミンF 重松清 新潮文庫

基本的に重松清の作品は、どこか胡散臭くて信用ならないと言うか、生理的に受け付けないと言うか、とにかく好きではない。 主義主張は理解できることが多くて、この作品も「言いたいことはよく分かる」が、好きかどうかを聞かれたらNOとしか言えない...

幼な子われらに生まれ 重松清 幻冬舎文庫

重松清の作品は、今までも何度か挑戦したことがあったのだが、どうしても彼の描く人間には好感が持てなかった。 私の中では「あまり好きになれない作家&作品」だったのだが、今回のはイケた。グッときたので感想など書いてみようかと思うほどに。 ...

かっぽん屋 重松清 角川文庫

未収録短編とロングインタビューが収録された「重松清ファンブック」という雰囲気の1冊。 王道的短編小説アリ、SFティスティな短編小説アリでお買い得な感じである。 デビュー当初の作品は初々しさが滲み出ていてキレの良さはイマイチだった...

50音別作家一覧

当サイトで感想文を掲載している50音別の作家一覧を作りました。 作家名・作品名等で検索する事も出来ます 作家名で50音別に並べています。 それぞれの音の中での並びは順不同です。 外国人作家は最後に記載してます...

蕎麦屋の恋 姫野カオルコ 角川文庫

『蕎麦屋の恋』、大当たりだった。表題作と他2編で構成された短編集だがハイレベル。 ひと皮も、ふた皮も剥けた印象を受けた。 今までの姫野カオルコとは、ちょっと違う視点が入っていて、ずっと追いかけているファンとしては、驚きの1冊だっ...

花筐・白雲悠々 檀一雄 講談社文芸文庫

講談社文芸文庫はありがたいなぁ。文庫化されていない名作を少しづつ出版してくれるのって、本好きにとってはホントにありがたい。 お値段は少々高めだけど、他では読めない作品も多いので、全然OK。 ただ「採算が取れているのだろうか?」と...

おれのおばさん 佐川光晴 講談社

そこそこ面白かったのだけど、個人的には残念な1冊だった。 読み物としは及第点だと思う。 だけど、ずっと佐川光晴作品を追ってきた私の目には「あなたの実力はこんな物じゃないでしょ?」と言いたくなるレベルの作品だった。 おれのおばさ...

桜川ピクニック 川端裕人 文藝春秋

最近、育児をする男性のことを「イクメン」と言うらしい。 そしてこの本はイクメン達が主人公の短編集だった。育児と言うと母親がメインだと思われがちだけれど、父親がメインで頑張っている家庭も少なくはない。 そして、小説の世界にも育児と...

ふにゅう 川端裕人 新潮社

図書館で借りる時に「この題名の意味は何なのだろう?」と首を傾げつつ手にとった。 題名の『ふにゅう』とは母乳(ぼにゅう)の反対を意味する造語である。 子育てをする主人公の男性が「ふにゅうがあったら良いのに…」と思ったところからの題...

別れの後の静かな午後 大崎善生 中央公論新社

大崎善生んの書く話は、どれを読んでも同じ気がする。 彼に静かで哀しい空気を書かせたら、たまらない。「静謐な」という形容詞が、これほどしっくり当てはまる作家さんも珍しい。 別れの後の静かな午後 それは僕に必要な静かな午後だった。...

人びとの坂道 内海隆一郎 彌生書店

うーむ。これはイマイチいただけなかった。 ごく普通の人々の、ごく普通の生活を扱った短編集なのだけれど、なにげに上滑りで重松清を彷彿させるような感じだった。 理屈の上では筋が通っているのだけれど「なんか違う」と思ってしまったのだ。...

走るジイサン 池永陽 集英社

通勤電車だったにも係わらず、うっかり、泣いてしまうそうになった1冊だった。 こういう体験は『朗読者』ベルハント・シュリンク以来のことだ。 こういうテのものに、引っかかってしまう自分が情けなくもあったりするのだが、良かったんだもん...
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