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"吉屋信子"

黒薔薇 吉屋信子 河出書房新社

『黒薔薇』と書いて『くろしょうび』と読ませるらしい。作者が個人的に作って郵送していた同人誌(パンフレット)に掲載していた小説集で、表題作を含めた3つの小説と、ちょっとした随筆が収録されていた。 作者の作品を読み解く時「同性愛」というテ...

花物語 吉屋信子 国書刊行会

実のところ、それほど期待せずに読んだのだが、良い意味で裏切られてしまった。「しょせん少女小説でしょ?」なんて構えていたのだが、とんでもなく面白かったのだ。膨大な数の短編集なのだが、それぞれのネタが被ることなく、個性的に面白いだなんて! スト...

あの道この道 吉屋信子 文春文庫

「少女漫画の基本ここにあり!」と叫びたいような物語だった。当時、少女達の間でどれだけ愛されたかは想像に難くない。お金持ちの赤ちゃんと、貧乏人の赤ちゃんが取り違えられて、運命に翻弄されながらも健気に生きる……という波乱万丈、昼メロ仕立て(実際...

屋根裏のニ処女 吉屋信子 国書刊行会

作者の初期作品というだけあって、なんだかなぁ……という作品だった。少女小説的な文章のノリについていければ、そこそこ読めるかも。私は半分ほど読むまで、けっこう辛かった。ドラマチック具合でいうと、前回読んだ『暁の聖歌』の方が上。しかし作者の思い...

暁の聖歌 吉屋信子 ゆまに書房

吉屋信子と言えば少女小説の元祖といったイメージがあるけれども流石にリアルタイムでは知らなくて『ゆめはるか吉屋信子』田辺聖子を読んでから、にわかに気になっていて、やっと手にとってみたのだが、これが以外と面白かった。 やはり少女小説なだけ...

ゆめはるか吉屋信子 田辺聖子 朝日文庫

文庫本なのに1冊1000円、しかも上下2冊組の長編だった。ハード・カバーが出版された時から読みたいと思っていたのが、やっとこ、さっとこ文庫化されたので、張り切って挑んだ。いくら私が本の虫でも、時代的にに吉屋信子には馴染みがないのだが私が夢中...

50音別作家一覧

当サイトで感想文を掲載している50音別の作家一覧を作りました。 作家名で50音別に並べています。 それぞれの音の中での並びは順不同です。 外国人作家は最後に記載してます。 あ行 あ行の作家一覧 あ ...

アンドロメダの猫 朱川湊人 双葉社

私はなんだかんだ言って朱川湊人が好きなのだけど、今までの路線と違っていて面食らってしまった。今回はネタバレ込みの感想なので、ネタバレNGの方はご遠慮ください。 不倫関係を終わらせたばかりの27歳の派遣社員の女性が主人公。ひょんなキッカ...

ののはな通信 三浦しをん 角川書店

薄々、気付いてたけれど私は三浦しをんが好きじゃないみたいだ。 作家としては凄い人なんだろうけれど言うなれば「相性が悪い」とか「気が合わない」とかそんな感じ。なので、この感想もディスり感たっぷりの物になります。三浦しをんがお好きな方はご...

彼方の友へ 伊吹有喜 実業之日本社

竹久夢二や中原淳一が活躍した少女雑誌『少女の友』を発行していた実業之日本社創業の120周年記念作品。この作品はあくまでも小説だけど作品の背骨になっている雑誌『乙女の友』はかつて少女たちが夢中になった『少女の友』をモデルにしている。少女小説が...

最愛の子ども 松浦理英子 文藝春秋

久しぶりの松浦理英子。ガツガツと作品を発表する作家さんではないだけに、新作で出ると「あっ! 新作出てたんだ」と嬉しくなってしまう。今回も期待以上の面白さだった。松浦理英子らしさが全面に出ていて相変わらずキレキレではないか。作者は御年58歳と...

氷点(上・下) 三浦綾子 角川文庫

三浦綾子と言えば『氷点』何と言ってもこの作品は外せない。 三浦綾子のデビューであり出世作。新聞の懸賞小説だったと言うから驚きだ。昔から何度となくドラマ化されているので、本を読んでいなくても筋書きだけ知っている人も多いかと思う。妻が浮気...

キッス キッス キッス 渡辺淳一 小学館

先人達のラブレターを集めた書簡集。ラブレターの原本に、恋人達のエピソードを添えて作者の解説が入っている。日記フェチ・書簡フェチを自称する本読みにとってはヨダレものの1冊だと思う。書簡好きでなくても、読書が好きな人なら、名だたる文豪の書いた恋...

姫百合たちの放課後 森奈津子 フィールドワイ

東京の友人が「君ならきっと気に入るはずだ」と、わざわざ送りつけてくれた1冊である。レズビアンを主人公にした、エロ・SM・コメディ小説といったところだろうか。かなり下世話な作品なので「好きだ」という人よりも、そうでない人の方が多いんじゃないか...

悲歌(エレジー) 中山可穂 角川書店

久しぶりの新刊。読みたくてたまらなかったくせに、読むのが怖くて、読むのをずっと躊躇っていたのだけれど、やっと読むことが出来た。『隅田川』『定家』『蝉丸』の短編3作。今回は私の中にある作者への期待度が低かったせいか「面白かった」と満足出来た。...

水に描かれた館 佐々木丸美 講談社文庫

海を臨む洋館で起こった殺人事件を書いた『崖の館』の続編。ブック・オフの100円棚で見つけて「そう言えば読んでいなかったなぁ」とて購入してみした。毎度ながらロマンティックが止まらない佐々木節に圧倒されつつ、そこそこ面白く読了した。 正直...

マリア様がみてる 今野緒雪 コバルト文庫

この作品はジャンル的に「百合小説」と呼ばれているらしい。近頃、百合小説、百合漫画を専門に扱った『百合姉妹』という雑誌が創刊されたりして、百合というジャンルは、ちょっとしたムーブメントになっているようで、お気に入りのサイトで「百合」について議...

乙女の港 川端康成 実業之日本社

「川端康成が書いた幻の少女小説」って触れ込みだったので、ガッツリと喰いついてしまったりのだけど、実はこの作品。作者は川端康成ではなく弟子の中里恒子とのこと。川端康成は赤で筆を入れただけらしい。軽く出版社に騙された感があるのだけれど、ちゃんと...