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ののはな通信 三浦しをん 角川書店

薄々、気付いてたけれど私は三浦しをんが好きじゃないみたいだ。

作家としては凄い人なんだろうけれど言うなれば「相性が悪い」とか「気が合わない」とかそんな感じ。なので、この感想もディスり感たっぷりの物になります。三浦しをんがお好きな方はご遠慮ください。ネタバレもしますので、ネタバレNGの方もご遠慮ください。

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ののはな通信

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ザックリとこんな内容
  • 横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。
  • 「のの」は庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌。はな」は 外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手。
  • 「のの」と「はな」との間で交わされた手紙で綴る書簡小説。

感想

ミッション系の女子校に通う「のの」と「はな」の文通からなる書簡小説。

私は1972年生まれなのだけど、それより少し前の世代って感じ。文通は女子校時代からスタートして、震災云々のあたりで終っている。

文通はずっと続いているのではなく、疎遠になっていた時期があるけれど20年に渡る女同士の付き合いを描いていて、けっこうな大作だと思う。

文通スタートする高校時代はそれなりに面白く読ませてもらった。私は仏教系女子校出身だったので「授業中に手紙をやり取りするとか分かるわぁ~」と、2人のやり取りを微笑ましく思っていた。

読んだ漫画の感想とか、互いの家族の話とか。「女の子」って言う生き物はどうしてあんなにお喋りが好きなのかと感心する。

しかし途中から雰囲気が一変。2人は性的な関係のある恋人同士として付き合うようになる。

レズビアンがテーマだったり、吉屋信子的な少女小説(百合小説)は嫌いじゃないけど、この作品は私の好みではなかった。

レズビアン小説とも、百合小説ともつかぬ展開に驚いてしまった。

「のの」は「はな」と言う恋人がありながら、同級生を喰い物にしていた男性教師と関係を持ち、そのことがキッカケで2人は恋人関係を解消する。

文通と2人の交流が再開するのは大学生の時。しかし、これもまた「はな」の結婚により関係が途絶えてしまう。

再度、文通がスタートするのは2人が40代になってから。「のの」はフリーライターで独身。「はな」は外交官夫人としてアフリカにいた。この時点では「文通」ではなくMailでのやりとりになっているけれど、LINE等のSNSではなく、あくまで「文通」の形式で続いていく。

残念ながら私は文通がスタートした初期の頃以外、どこも好きになれなかった。三浦しをんはこの作品で何を描きたかったんだろう?

  • 女子校を舞台にした秘密の花園的百合小説?
  • セクシャルマイノリティの生き方?
  • 世界平和とかそういう意識高い系の話?

どれもこれも中途半端で見苦しい。せめてダブル主人公が魅力的で共感が持てたら良かったのだろうけど、私は「のの」も「はな」も好きになれなかった。むしろ「嫌な女だな」と思ってしまったほどだ。

私は「書簡小説」と言う手法が大好きなので期待して読んだのだけど、ただただガッカリさせられた。強いて良かった探しをするとすれば、想定が綺麗だった…ってことだろうか。

作品の雰囲気とは全く合っていないけれど、表紙も遊び紙も乙女ちっくで大変よろしい。

三浦しをんは地雷…ってことで、今後は避けて通ろうと思う。

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白い木蓮の花の下で
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