パート先(放課後等デイサービス)の社長がボッタクリ価格の高級マスクをドカンと調達してくれた。
私は放課後等デイサービスで働いている…と言っても基本は事務職。忙しい時は現場を手伝う…って感じ。
「事務の仕事」と言うと聞こえは良いけど、要するに町工場の事務員のオバチャン…くらいの感覚で、書類も作ればサイトも触るし、掃除でも買い物でも、なんでもござれの便利屋さん。
私の担当業務の中に「アスクルで足りない物品を発注する」と言うものがあるのだけれど、コロナが流行りだしてからと言うもの、マスク不足に悩まされていた。
パート先は重い障害を持ったお子さんが多く、コロナが流行る前から食事介助等を行う時は、マスクと使い捨て手袋を着用することになっていた。常々、在庫は多めにストックしていたものの、ここのところのマスク不足で在庫が底を尽きかけていて、上司には「高くても通販で購入するとかどうですか?」的なことを言ってみたりもしたけれど、良い返事はもらえなかった。それでころか……
- キッチンペーパーで手作りマスク作ろうか?
- 厚生労働省から配布された布マスクを洗って使うのはどう?
……みたいな、ぬるい話になっていた。
しかし「布マスクはコロナ対策には効果がない」とか「布マスクは扱いが悪ければ、かえってウィルスを蔓延させる」みたいな話も聞いていたので「もう知らん。布マスクだの手作りマスクだの使うようになっても、私は自分だけでも自前で使い捨てマスクを調達して使う」と心に決めていた。
以前の日記には「私が経営者なら腹をくくって楽天やアマゾンでボッタクリ価格で売っているマスクに手を出す」とまで書いていて、なんかもう毎日マスクのことで頭が一杯だった。
そして、いよいよ本格的にマスクが底を尽きそうになった先週末。社長がボッタクリ価格の使い捨てマスクをダンボール単位で調達してくれた。
上司も「白蓮さん良かったですね。これで、もうマスクの心配しなくても良いですよ」と嬉しそう。
ありがとう社長。心の中で罵詈雑言を吐きまくってホントゴメン。
そして使い捨てマスクの補充と同時に、防護メガネも購入してくれて、職員全員の着用が義務付けられた。
実のところ、使い捨てマスクや防護メガネがあったからって、コロナ対策ば万全だとは思っていない。運が悪ければ誰かが持ち込むだろうし、持ち込まれたらクラスタ化は必至。
だけど、最悪の事態に陥った時に「うちは最大限に対策していました」と言えるのと、言えないのとでは違うと思うのだ。
私自身、クソ真面目に自粛するのも、マスクつけるのも、食事作りに手を抜かず、しっかり栄養取るのも「もしもなってしまった時に言い訳するため」にやっている。
コロナがこれ以上蔓延したとしても、パート先はギリギリまで開けていると思うだけに、社長が費用を惜しまず対策してくれたことは素直に嬉しい。
マスクも使い捨て手袋も消毒関係の物品も確保出来たので、しばらくは心穏やかに仕事に取り組むことが出来る。
パート先がどこまで頑張れるかは分からないけれど、誰もコロナに懸かることなく逃げ切けたらいいのにな…と夢見がちなことを思ってしまった。続きを読む→福祉業界はグレーゾーン過ぎるでござる。。