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旅猫リポート 有川浩 文藝春秋

このサイトに有川浩の作品の感想を載せるのは初めてだけど、実のところ有川浩は何冊か読んでいる。

どうして感想を書かなかったかと言うと「無いわぁ~。無理だわぁ~」とネガティブな感想しか持てなかったから。

いくら個人サイトとは言っても否定的な意見を書くのは、ちょっぴり躊躇うものがある。

特に流行りの作家さんだったり、濃いファンのいる作家さんの場合「そんな酷いこと書かないでください」と突撃される事があり、対応が面倒臭いのだ。

有川浩もどちらかと言うとイケイケの人気作家さんなので「面倒臭いことになりそうだから、読み捨てでいいか…」と感想を書かずに放置していた。

今回、この作品を読んだのは知り合いに勧められたから。「いい話だから読んでみて」と。正直、面倒臭い感しかなかったのだけど、リアル知り合いだったので付き合いで読んでみた次第。

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旅猫リポート

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ちなみに、この作品は映画化されている。

映画の予告編でも盛大にネタバレしている事なので、今回はネタバレ前提の感想になります。ネタバレNGの方はご遠慮ください。

映画『旅猫リポート』予告編

主人公のサトルと飼い猫ナナのロードムービー。サトルは病気で余命宣告を受けていて、飼い猫のナナの新しい飼い主を探す旅に出る…と言う設定。

サトルは訳あって一箇所で暮らすことが出来ず、飼い猫ナナを託そうと考えた人達は全国各地に散らばっている。「新しい飼い主とナナをお見合いさせる」と言うことで、ナナを連れて様々な懐かしい人達を訪ねていく。

旅の中でサトルの過去が浮き彫りにしていく形式で、構成が上手いと感心した。

そして何より良かったのは猫視点の一人称だ。

猫の一人称と言うと最も有名なのが『吾輩は猫である』だけど、改めて夏目漱石の偉大さを思い知らされた。動物の語りになっただけで、話がグッっと面白くなる。

この作品は言っちゃあなんだが「さあ泣けよ!」「お前らこう言う設定に弱いんだろ?」「泣けるだろ?」と言うところを恥ずかしげもなく押し出した作品でサトルの一人称だったら鬱陶しかったと思う。

それが、猫のナナが喋ると「ま…猫の言うことだから、いいか」みたいな気持ちになってしまうのだ。

有川浩の作品は根本的に好きじゃないけど、有川浩が猫好きだって事は理解できたし好感を持ってしまった。

とりあえず猫好き…とは言わず、動物好きの人ならそれなりに楽しめるかと思う。

ただ、動物に思い入れの無い人はどうだろうなぁ。病死ネタが好きな人なら読めると思うけど。

とりあえずラストは綺麗に纏まっていると思う。個人的には「それじゃあ、旅をした意味がないのでは?」と心の中で突っ込みを入れてしまったのだけど、そこを突っ込むのは野暮だって事は理解している。

余談だけれど、この本の表紙は『だれも知らない小さな国』の挿絵を書いた村上勉。物語の途中でコロボックルの話が出てくるのだけど、心憎い表紙だな…と、それについては心底感心した。

映画はの評判もそこそこ良さそうなので機会があればDVDか何かで観てみたいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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