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『舞太鼓あすか組』の和太鼓コンサート。

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日曜日は大阪市こども文化センターで開催された『舞太鼓あすか組』の和太鼓コンサートに行ってきた。

和太鼓って、確か20年くらい前にけっこう流行った気がする。『鬼太鼓座』とか『鼓童』とか。

当時はあちこちのホールでしょっちゅうコンサートが開かれていた気がするのだけど、最近はあまり見掛けなくなった。一定数のファンはいるのだろうけど、一時の熱狂は収まっている気がする。

私は特に和太鼓ファン…って訳ではないけれど、舞台鑑賞だの音楽鑑賞だのが好きなので、機会があれば娘を和太鼓のコンサートに連れて行きたいと思ってた。『舞太鼓あすか組』は奈良を拠点に活動ている和太鼓グループ。こんな感じの演奏をしている。

子ども向けの公演なので会場にいる人は親子連ればかり。3、4歳くらいの小さい子もいても、コンサートがはじまった時は大きな音に慣れないのか耳をふさいでいる子もいた。(お母さんから「失礼だからそんな事しちゃ駄目」と叱られていたけれど)。

音楽にしても演劇にしても「生で観る」のとテレビで観るのとでは全く違う。特に太鼓は、生で聞くと音だけでなく振動が身体直に伝わってくるので迫力が全然違うのだ。最初、耳を塞いでいた子ども達もコンサートが進むにつれて、すっかり太鼓の世界に引き込まれていた。

子ども向けの公演に行っていつも思うのは「本当に良い芸術は子どもにも伝わる」って事だ。今回の和太鼓のコンサートは、子ども向けの曲なんて1曲もなかったのに、アンコールが起こるほど盛り上がった。

私も久しぶりに生の太鼓を聞いて身体が熱くなってしまった。和太鼓、カッコ良いわ! 日本の和太鼓は海外でも人気が高まっているらしく、特にドイツでは和太鼓が人気で、ドイツ人によプロの和太鼓グループもあるとのこと。

娘も楽しんでくれたようなのだけど、帰りの電車の中で娘が言った言葉が私にはちょっぴり衝撃的だった。

「お母さん、和太鼓演奏してた人達の筋肉凄かったね! あれはトレーニング大変だと思うわ~」

和太鼓コンサートで娘の心に刺さったのはそこか…そこなのか…。娘と私は方向性が違うのだな…と再確認した。

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