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冷静と情熱のあいだ Rosso 江國香織 角川文庫

一世を風靡した作品を今更ながら読んでみた。

今をトキメク人気作家さん2人(作者と辻仁)のコラボレーション。辻サイドを読んでみないと、なんとも言えないけれど、少なくとも、この作品にはハマれなかった。

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冷静と情熱のあいだ Rosso

穏やかな恋人と一緒に暮らす、静かで満ち足りた日々。これが私の本当の姿なのだろうか。誰もが羨む生活の中で、空いてしまった心の穴が埋まらない。

10年前のあの雨の日に、失ってしまった何よりも大事な人、順正。熱く激しく思いをぶつけあった私と彼は、誰よりも理解しあえたはずだった。けれど今はこの想いすらも届かない―。

永遠に忘れられない恋を女性の視点から綴る、赤の物語。

アマゾンより引用

感想

ハマれなかった理由は2つ。

1つはヒロインに生活臭がなさ過ぎる点。お伽の国のお姫様という感じで人間らしさが感じられなかったのだ。

体臭のしないヒロインというか。過去の恋を胸に秘めつつ、現在も申し分のない恋人がいて、美味しいものを食べたり飲んだりしながら、無機質な温室で飼われている珍獣という印象。

いっそパンダとかコアラとかミニカバのように強烈な売りがあれば楽しめたのだろうが、それも無さそうな感じだったのだ。

ハマれなかった、もう1つの理由は物語舞台がイタリアであったということ。

五感に問い掛けるような作者の文章の良さが、この作品からは伝わってこなかったのだ。

私はイタリアへは行ったことがないので、食べる物1つにとっても、飲むもの1つとっても、その美味しさやシュチュエーションの妙を感じることができなかったのだ。

日本が舞台だったら、作者特有の文章が堪能できたかも知れない。

気だるさ加減もイマイチ好きになれなかった。

ヒロインは歳月と共に変質しているのだけれど、成長していないような気がした。でも、こういう描き方もアリかな……とは思う。

ある意味において「あまり成長していない人間」というのはリアリティを感じた。作品としては、それなりに完成度が高いんじゃないかと思う。

一応、ネットの個人HPとは言え、あまり否定的なことを書くのは、どうかと思うのだけれど最後にどうしても1つだけ書いておきたい。

私はヒロインの「あおい」のような女性は大っ嫌いだぁぁっ。以上!

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白い木蓮の花の下で
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