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伯爵夫人 蓮實重彦 新潮社

三島由紀夫賞受賞作。受賞会見が話題になり「なんか面白そうかも」と思って読んでみた。

題名からして私好み。豪華絢爛でエロティックな物語なのだろうと期待していたのだけど、激しくコレジャナイだった。

良い作品だとか、悪い作品だとか言う以前に、趣味が合わなかったのだと思う。

好きな人は好きだろうし、需要はありそうな感じ。

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伯爵夫人

エロス×戦争×サスペンス 世界の均衡を揺るがす文学的事件! 帝大入試を間近に控えた二朗は、謎めいた伯爵夫人に誘われ、性の昂ぶりを憶えていく。

そこに容赦なく挑発を重ねる、従妹の蓬子や和製ルイーズ・ブルックスら魅力的な女たち。しかし背後には、開戦の足音が迫りつつあるらしい――。

蠱惑的な文章に乗せられ、いつしか読者は未知のエクスタシーへ。著者22年ぶりとなる衝撃の長編小説。

アマゾンより引用

感想

第二次世界大戦前の、華族の坊っちゃんが主人公。

ヒロインは伯爵夫人と呼ばれる主人公の家で同居している謎の女性。卑猥な言葉がバンバン出てきて、エロ小説って感じだった。

エロが嫌いだと言う訳ではないのだけど、私は蓮實重彦と女の趣味が合わないのだと思う。

題名を見た時点で私の中でイメージが先走ってしまったのも駄目だった。

「伯爵夫人」と言うからには、気位が高い女性とか、高貴な女性をイメージしていたのだけど、完全に娼婦だった。

まぁ百歩譲って娼婦でもいいんだけど、絶世の美女って訳ではなさそうで、どちらかと言うと熟女…と言うか、オバチャンだった。

私自身もオバチャンなのでオバチャンをディスるつもりはない。

ただオバチャンなりの美しさと言うか『伯爵夫人』と聞いてしまうと『斜陽』に出てきた庭で用を足す「お母様」のような上流階級の御婦人を期待してしまって、どうにも受け付ける事が出来なかったのだ。

一時か万事熟女AVのような印象を受けてしまった。

さて。蓮實重彦は現在80歳とのこと。年齢を思えば、伸びやかな作品だな…と思う。エロと言っても非常にわかりやすいエロで、なんとなく小学生男子的な感じがした。

こういう作風って凄いんだろうなぁ…と薄々察する事は出来るのだけど、好きか嫌いかと言われると、正直言って好きじゃない。

面白いとか、面白くないとか。素晴らしいとか、そうでないとか。そう言う感想以前にどうにも趣味の合わない作品だった。

ただ、男性が読めば感想は違ってくるだろうし、ちょっと他の人の感想が気になる作品ではある。

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白い木蓮の花の下で
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