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死にたくなったら電話して 李龍徳 河出書房新社

『死にたくなったら電話して』は第51回文藝賞受賞。ツイッター界隈で絶賛されていたので、ちょっと気になり手に取ってみた。

本の帯には『現代の心中物』なんて書いてあったので、ワクワクしながら読んだのだけど、肩透かし感半端無かった。

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死にたくなったら電話して

ザックリとこんな内容
  • 主人公は浪人生。
  • バイト先の先輩に連れられて行ったキャバクラで、キャバ嬢から「死にたくなったら電話して下さい。いつでも。」と声をかけられる。
  • キャバクラ嬢から「世界の残虐史」を聞きながらの主人公はいつしかセックスに溺れていく。

感想

SM的世界観とか、厭世観とか、何から何まで高二病的。(高二病とは厨二病の進化系で最近出来た言葉らしい)。

ヒロインはミステリアス設定で、ジル・ド・レイや、エリザベート・バートリなどの残虐な話をドヤ顔で語ったりするのだけど「ほうほう。それで、それで?」と言う感じ。

知識をひけらかすばかりで、深みが感じられなかった。個人的には好きなテーマだったのだけど、どうにもハマり切れなかったのだ。

変態が嫌いって訳じやない。いっそ、河野多惠子レベルまで突き詰めて欲しい。

主人公を在日韓国人に設定したのも、なんだかなぁ……って感じ。

作者が在日韓国人との事なので、そういう設定にしたかったのは分かるのだけど「このテーマの作品にそれは必要な要素だったのか?」と問い正したい。

「私、凄いでしょ? 今どきのスイーツ(笑)な話を書く女性作家とは違うでしょ?」と言うドヤ感が鼻についてたまらなかった。まさに高二病。

……とは言うものの、高二病も極めれば李龍徳の個性になると思う。ただ、個人的には女性作家にありがちな、ゆるふわ路線を行かずに、この路線を攻めてきた心意気には敬意を評したい。

とりあえず1作目だし。まだまだ伸びしろはあると思う。

新人らしい作品だとは思うけれど、私にはちっとも楽しめなかった1冊だった。次の作品に期待したい。

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白い木蓮の花の下で
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