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出版禁止 長江俊和 新潮社

図書館の新刊コーナーにあったので、何の前知識も無いままに手に取った。

『出版禁止』だなんて、本好きにとって、そそられるタイトルではないか。ジャンル的にはミステリーとのこと。

まぁ、それなりには面白かった。火曜サスペンス劇場的と言うか、2時間ミステリー的と言うか。ルポライターの主人公がある心中事件の真相を知るべく調査していく話だった。

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出版禁止

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著者長江俊和氏が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。

題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。

死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。

アマゾンより引用

感想

「心中事件」って、個人的には好みの設定。ロマンティックであり、倒錯的でもあり。だけど思ったほど面白くはなかった。

長江俊和のファンの間では作品の中に隠されたアナグラムを解読する楽しさにハマっている人もいるようだけど、私はそういうのに興味が無いので物語主体な感想しか持てないのだ。そして、ここから先はネタバレ失礼。

 

 

 

まぁ、辻褄は合っているし、一応話の筋は通っているとは思うのだけどヒロインが心中しようとして理由にイマイチ納得がいかなかった。

「敬慕」とか「尊敬」だけで人は殺せないんじゃなかろうか。

もちろん、刃物でひと思いに……なら可能だろうけれども、心中を偽装するとなると、それ相当の労力がかかるはず。

私はてっきりヒロインが心中した男の妻と恋愛関係にあるのだと思っていたけど、そう言う訳でもなかったようだ。要するに私は「そんな女いるかよ!」という美しきヒロインに反発してしまったのだ。

ラスト近くの成り行きは「そりゃ、そうだよな」とは思ったものの取り立てて怖くはなかった。映像だったら気持ち悪かったかも知れないけれど。狂気が感じられなかったのだ。

個人的には全く納得いかなかったし、どちらかと言うと嫌いなタイプの作品だけど、ハマる人がいるのも分かる気がする。

イマイチ残念な1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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