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優駿 宮本輝 新潮文庫

関西に住んでいて読書好きと言うからには、宮本輝を愛していなければならない……という風潮がある。(…というのは言い過ぎだけと)

少なくとも私は「宮本輝」を、それほど好きでもないのに「頑張って読まなくちゃ」と思っている部分がある。

リアルで読書好きと知り合う機会は非常に少ない。

なので「本が好きなんです」てなキッカケで話が盛り上がった時は、出来るだけ話を繋げたいと思ってしまうのが人の情。

とかく宮本輝は40代後半から60代の男性に人気が高く「読書好きだが、推理物は読みません」という人の間での愛好率がやたらと高い。

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優駿

 

ザックリとこんな内容
  • 名馬オラシオンを巡る、サラブレッドと競馬に関わる人達の物語。
  • 物語の舞台は北海道・静内の小さな牧場。牧場では伝説の名馬ゴドルフィンの血をひくこの仔馬が生まれる。名前はオラシオン(祈り)。
  • オラシオンは和具工業社長・和具平八郎に買い取られて…

感想

関西在住の男性陣から勧められがちなのが『流転の海』シリーズと『優駿』だ。

『流転の海』は読了済みなので、このたび『優駿』を手にとった次第。

だが駄目だった。少しも共感できなかったし、面白くもなかった。どうやら競馬に興味が無いのが敗因だったようだ。

私の中の動物は「食べてはいけないし、ちょっかい出してもいけない野性動物」と「家族として生きるペット動物」と「食べてもいい動物」の3種類しかないらしい。

そのカテゴリーに競馬の馬は含まれず、動物としての生を尊重している訳でもないの、ペットでも家畜でもない競馬馬に対して、どうしても思い入れることが出来なかったのだ。

言っちゃぁなんだが、物語としては大したことはないと思う。

登場人物が多すぎるし、それぞれが生きていない。

定番過ぎるヒロインに魅力は感じられなかったし、悲劇の少年の印象も薄い。いったい、どこで泣けと言うのか。競馬へのロマンを知らない人間が読むにはキツイ物語だった。

ただ競馬が好きな人にはグッとくるらしい。それについては、なんとなく分からなくもない。

厩舎のことや、競馬のことなど「競馬ファンブック」とか「競馬豆知識」として読むなら興味深いものがあった。

ちなみに『優駿』は1988年に斉藤由貴主演で映画化されている。

とりあえず馬券を買って出直してこようと思った1冊だった。
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白い木蓮の花の下で
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