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ひとり日和 青山七恵 河出書房新社

20のヒロインと71歳の老婆と同居生活を描いた物語。芥川賞受賞作。

悪くはないけど芥川賞をあげるほどの作品かなぁ…という印象。「今風」ではあるし「現代的に溢れている問題」を上手いこと取り入れた作品ではあると思う。

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ひとり日和

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ざっくりとこんな作品
  • 主人公、20歳の知寿は20歳。
  • 知寿の居候先は71歳の吟子さんの家。
  • 知寿はキオスクでバイト生活。
  • 吟子さんは74歳ながら恋愛中
  • 第136回芥川賞受賞作。

感想

主人公はフリーターで恋愛にも自分にも自信のない女性。一方、同居している老婆は老らくの恋を楽しみつつ自分のペースで生きていて、その対比は面白かった。

上手い作家さんが書けば面白いテーマだと思うのだけど、いかんせん老婆のキャラクターが薄っぺら過ぎて、まったく熱中出来なかった。

作者は20代ということなので、若さゆえに老人が描けないのか…とも思ったけれど、若さは理由にならないと思う。

何故なら、若くして老成した作品を書いた作家さんなんて、山ほどいるのだから。

一方、ヒロインの描写はそこそこ上手いと思った。

だが、私の嫌いなタイプの女性で、どうにも読んでいて辛かった。何事においてもやる気が無いと言うのかなぁ。自分に甘く、不満を抱えてグズグズしていると言うか。

ラストではそれなりに独り立ちして、新しい道を歩きはじめるのだけれど、応援したいと思えるような女性では無かったのだ。

とにかく、読んでいて気だるい作品だった。残念ながら褒めるべき箇所が見当たらない。

しいて何か褒めるとするなら……表紙の装丁が素敵だったということくらいだろうか。

淡い水色の空をバックに桜の木と古い家。タイトルと作者名はピンク色。日本の春…それも、平凡な風景の中にある日本の春が切り取られていた。

それにしても、最近の芥川賞受賞作は面白く無いものが多過ぎるように思う。

文学全体のレベルが下がっているのか、選考委員が悪いのかは分からないけれど、本好きとしては切ない話だ。

「流石は芥川賞受賞作だね」と言えるような作品を読みたいと願わずにはいられない。

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白い木蓮の花の下で
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