娘が体操を辞めて2ヶ月が過ぎた。
我が家にとって体操は懐かしくも楽しかった思い出となり、ひとかけらの未練だって残っていない。残っているのは体操を愛する心だけだ。
私は今までずっとガチヲタでスポーツ観戦をする習慣がなかったのだけど、夫に影響されてサッカーと自転車を観るようになり、今度は娘に影響されて体操を観るようになった。
私。46歳。これからは老いていくばかりなので、人生の楽しみは沢山あったに越したことはない。
2019年NHK杯体操
2019年のNHK杯体操を観て感じたのは体操と言う競技の過酷さだった。
村上茉愛選手が両仙腸関節症でまさかの棄権とか!
村上茉愛選手が棄権を決めて、泣きながら2019年NHK杯体操で優勝した寺本明日香選手と抱き合っている姿を観た時はもらい泣きしてしまった。
あれは…ライバル達もかける言葉がないよな…と。
「村上茉愛選手がどれだけ頑張ってきたか」って事を1番知っているのはライバル達だものなぁ。そして、連勝の厳しさを身をもって知っているのもライバル達なのだもの。
体操競技は過酷過ぎる
内村航平選手もそうだけど、体操選手に怪我はつきもの。
あれだけの超人技を繰り出す身体を作るのは日々の厳しい練習の賜物なわけで、どの選手も身体を限界まで使い過ぎなのだと思う。
この春から私は180度開脚を目指してストレッチをはじめたのだけど、これがなかなか上手くいかない。
少しずつ前へ進んでいるのは間違いないけど「たかがストレッチ」なのに毎日の筋肉痛が半端ない。
娘に「180度開脚が出来るようになったら筋肉痛が無くなるの?」と聞いてみたところ、娘から「筋肉痛は無くならない。180度開脚が出来るようになっても痛いものは痛い」との答えがかえっきた。
娘曰く「体操やってたら毎日どこか痛くて当たり前」とのこと。
体操競技…過酷過ぎる。
兄弟・姉妹の活躍
2019年NHK杯体操は男子が谷川兄弟、女子が畠田姉妹と兄弟・姉妹の活躍が目立った。
今年度に限った事ではないけれど、体操の場合は「親も体操をやっていた選手」が圧倒的に強い。
谷川兄弟のご両親は体操選手ではないけれど、小さい頃から体操が出来る環境にあり、ご両親も後押ししてくれる人だったみたい。
畠田姉妹はご両親が体操エリート。
今回、棄権した体操女王の村上茉愛選手のお母さんはご自身が体操をはじめる年齢が遅く、体操選手がになれなかったため「子ども達には小さい頃から体操を習わせる」と決めて、それを実践してきた人。
娘がた体操を辞める時に、先生と散々話をしたけど体操はスタート年齢マジ重要。中国旅行に行った時に見かけた、中国の体操エリート校の子達も小さかっものなぁ……としみじみ。
寺本明日香選手おめでとう!
娘は何故か寺本明日香選手贔屓。
2019年NHK杯体操では寺本明日香選手が3年ぶりに優勝とのことで、娘は大喜びしていた。私も嬉しい。
寺本明日香選手は村上茉愛選手のように大技でガッツンガッツン行くタイプではなくて、コツコツ丁寧に積み上げていくタイプの選手。
私はなんた言って「努力の人」が大好きなので、寺本明日香選手の優勝に胸が熱くなってしまった。
日本の体操はどうしても男子ばかりに注目が集まってしまうのだけど「女子体操も頑張っているよ」と強く主張したい。
アメリカは女子の体操選手ってアイドル的に愛されていて、バービー人形のお仕事シリーズで「体操の先生」が発売されるほど。
日本の女子体操ももっと注目されて欲しいと思ってしまう。
東京オリンピックに期待!
実は我が家。来る東京オリンピックの開会式といくつかの競技のチケットの申し込みをした。
もちろん体操(予選だけど)も入ってる。
東京オリンピックのチケットは、たぶん地元のスーパーのイベントご招待を引き当てるより難しいと思うのだけど「もしかしたら当たるかも?」と言う一縷の望みを賭けて、夫の名義と私の名義でダメモトで応募。
オリンピックでも日本の選手達が頑張ってくれることを期待したい。