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スポーツ業界の度の過ぎた指導

パレーボール選手として活躍されていた益子直美さんと大山加奈さんの対談記事を読んで、ものすごく共感してしまった。

大山加奈さんは「バレーボールの度の過ぎた指導を変えていこう」と言う活動をされている。

娘は一時期、本気で体操に取り組んでいたのだけれど、体操業界ももバレーボール業界と似たりよったりの状況で、記事に書かれていたいた内容は「それな!」「ほんとソレ!」としか言いようがないことばかりだった。

大山加奈さんは現役を引退した後も脊柱管狭窄症で苦しんでいると言う。脊柱管狭窄症は高齢者に多い病気だけど、大山加奈さんの場合は体が出来上がる前からスパイク動作を繰り返してきたことが原因とのこと。

身体が出来上がる前の時期から過酷な練習をさせる流れはバレーボールだけでなく、他のスポーツでも当たり前として行われている気がする。少なくとも体操に関してはそうだった。

実際、娘が体操の大会に出ていたときは、関節を痛めて医師から「安静にていなさい」と言われた子に、痛め止めを飲んで大会に出ていた子がいた。その子の親は看護師だったのだけど、親公認でそういった判断を下していたのだ。

  • 益子直美さんと大山加奈さんの対談記事では身体が出来る前の過酷な練習だけでなく、恐怖で支配するタイプの指導についても問題視していて、これも体操業界あるあるだった。
  • 子どもが泣き叫ぶほどのキツイ柔軟
  • 罵声や怒号は当たり前

体操といっても「みんなで楽しく体操しよう」的なコースの子達はお客様扱いで楽しくやっていたけれど、大会に出るような子達の指導は半端なく厳しい。

娘の通っていた体操教室の場合、選手コースの親は建物内への立ち入りが禁止されていたほどだ。要するに我が子があまりにも厳しい指導を受けているのを見たら親の心がやられるから…ってこと。

「そんなに厳しい指導なのにどうして行かせるの?」って話だけど、これがまた闇深いところで、娘の体操教室で1番怖い指導者は、世界レベルの選手を育てていたので「あの先生なら厳しくても仕方ない」みたいな暗黙の了解があったのだ。1番怖い指導者が来る日、子ども達は5分前から整列して無言&直立不動で先生を待つくらいピリピリしていた。

「厳しい指導があるからこそ良い選手が育つ」みたいな考えもあるとは思うのだけど、本当にその競技を高めていきたいのであれば業界が活性化する方法を考えていく必要があると思う。

例えば…だけど野球は年々人気が下がっていると言う。私の住んでいる地域は伝統的に野球が盛んなのだけど、それでも以前に較べると取り組んでいる子が減っているのを感じる。

子どもに野球をさせなかった親達は揃って「野球よりサッカーの方がマシだから」と言う。スポーツ少年団のお茶当番等の負担もそうだし「投げ過ぎて肘壊す」みたいな練習もそう。サッカーの方が野球よりもむ配慮があるらしい。

「厳しく指導して潰れるなら、それはそれで仕方がない」みたいな指導をしていては、業界が先細りしていくと思うのだけどなぁ。

どんな業界でも「業界を活性化させる努力」は必要だと思う。古い考えに固執する業界は廃れていくしかないのだ。いまだ古い考えから抜け出せていない茶道と華道は風前の灯火。今後もっと廃れていくだろう。

残念ながら日本は年々人工が減っているのだから、スポーツ業界も自分たちの競技がマイナー競技にならないように心して進んでいく必要があると思う。

子どもや若い選手を大切にしない競技はいつか滅びる。

大山加奈さんをはじめ「これじゃいけない」と活動している人達が出てきているのは良いことだと思う。スポーツを志す子ども達がよい指導を受けられることを心から願う。

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白い木蓮の花の下で
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