読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

体操を辞めようかと悩んでいる子の保護者の方に伝えたいこと。

娘が体操を辞めて1年が経過しました。

娘は選手コースにこそ入れませんでしたが、週5で教室に通っていて、小さな大会にもちょろっと出してもらえる程度でした。選手コースではなくても、大会に出るとなると大会前には練習会、季節ごとの合宿は必須です。

体操教室に通っている時は大げさな表現だけど親も子も「体操に人生をお捧げしている」って感じの毎日でした。

体操ガチ勢の親御さんなら誰もが通る道だと思うのですが、とりあえず送迎だけでもけっこうな負担。大会前とかマジ地獄。

ついでに言うなら金銭的にも超大変。大会や合宿があるたびに福沢諭吉先生が団体で旅立ってしまう始末。

だけど体操って、そこまでブッ込んでも「選手コースにさえ入れない」みたいな子が出てくる残酷な競技なんですよね。小学校4年生で体操をはじめた娘が選手コースに乗っかることは無理でした。

「このまま続けても未来がない」ってことに気づいた娘は2年間打ち込んできた体操を辞めることになりました。

私は「体操に打ち込んていた子が体操を辞めたらどうなるんだろう?」と不安でたまりませんでした。

今、これを読んでくださっている方もしかしたら私と同じ不安を抱えておられるのではないでしょうか?

体操を辞めた子のその後」について書き残しておくので、参考にして戴ければ幸いです。

スポンサーリンク

体操を辞めた後の子どもについて

これは体操に限ったことではありませんが「打ち込んでいたことを辞めて違う道を進む」って、勇気がいることですし、本人だけでなく家族も不安だと思います。

体操の場合「人生を捧げる度合い」の振り幅が大き過ぎるんですよね。捧げた時間が長ければ長いほど不安も大きくるものです。

リハビリとしてのミュージカル教室

娘の場合、体操を辞めてすぐは何も「やりたい事」が見つからなかったため、ふと目にとまった「ミュージカル教室」を勧めたところ「面白そう。やってみたい」と乗っかってきてくれたので、ミュージカル教室に通うことになりました。

元劇団四季の先生が教えてくださる教室でした。

娘はもともと身体を動かすのが好きな子ですから、アッと言う間にミュージカルにのめり込み、楽しく教室に通っていました。娘はミュージカル初心者だったものの、体操での経験が効いたのか、素人ながらも良い役を戴き、発表会にも参加して楽しい時間を過ごさせてもらいました。

ミュージカル教室で学んだことは「点数を競わない世界もある」ってこと。体操で点数を競うことばかり考えていた娘にとって、衝撃的なことでした。

ミュージカルについては「楽しいけど中学以降はいいかな」と言うことで「小学校時代の楽しい思い出」の1つとして発表会を機に卒業しました。

学習塾に入塾する

ミュージカルと並行して行きはじめたのが学習塾です。

通塾は私が勧めた訳ではありませんでしたが、娘自身が「体操辞めて暇になったし勉強でもしようかな」と言い出したのです。

「なんて賢い子どもなんでしょう」なんて訳ではなくて、周囲の友達が通塾をはじめたので「やっべぇ。私も行かなきゃ」みたいな軽いノリです。

最寄りの塾に行って説明を聞いて、先生と面談した時の話を是非お伝えしたいと思います。

「今まで何か勉強をされていましたか?」との質問に「実は今まで体操教室に通っていて…それもけっこうな入れ込み方だったので、体操ばかりで全く勉強させていません」と言ったところ、塾の先生の答えはこだった。

「お母さん、それは素晴らしいです。1つの事に本気で打ち込んできた子は強いですよ」

塾の先生から話を聞いた時は「はあはあ、そうですか」くらいにしか思っていなかったのですが、塾の先生の言う通りになっていて親もビックリです。

努力する方法を知っている子と親は強い!

……思うに。本気で体操に打ち込んできた子って「努力する方法」を知っている気がします。

体操って楽しいながらも気力、体力をガッツリ持っていかれるスポーツだと思うのですが、1度あの世界を知ってしまった子の場合、それ以降の経験って「体操よりも楽だし」って感じになるようです。

そして、これは親にしても同じこと。通塾する前に周囲の人達から聞いていた「子どもを塾に通わせる大変さ」なんて、まったく大変じゃないんです。

  • 塾の送迎大変 → 体操の送迎よ回数少ないから楽ちん
  • 塾ってお金かかるよ → 体操よりも安いんでね?

塾もお金はかかりますが、大会とかないですし、季節ごとの合宿もありません。(合宿については行う塾もあるそうですが)

体操キッズをサポートしてきた親にとって通塾のサポートなんて余裕過ぎですよ。

中学1年生になった娘の現在

体操を辞めた娘は中学1年生になりました。「少しは身体を動かしたいから部活は卓球に入るわ」と、卓球部に所属しています。

そして肝心の勉強ですが……控えめに言って成績は良い方です。娘は現在1年生なので「○○大学合格しました~」的な成果は発表出来ませんが、体操ばっかりやってた子とは思えません。

親の私から見て思のは、娘の成績の良さは学校の先生や塾の先生の話を愚直に聞いて実践した結果だと思っています。これって体操に通じている気がしませんか?

体操がそこそこ上手くなる子って「指導者の言うことを素直に聞いて黙々とトレーニングが出来る子」だったり「好きな事に夢中で取り組める子」だと思います。

「それって当たり前の事じゃないの?」って思ってしまいがちですが、意外と普通のことではないんです。

努力する方法を知らない子は「イザ」って時も頑張りがききません。

その点、ガチで体操に取り組んでいた子は強いと思います。娘の場合「勉強メインで、部活は普通レベルで取り組む」と言う方向に舵を切りましたが他のスポーツや何か別の興味にエネルギーが向いたとしても突き詰める力はあるかと思います。

……なので「体操辞める」と宣言したお子さんに対して、悲愴な気持ちを持たないでください。

本気で何かに取り組む経験を積んだ子は強い!

この文章を読んでくださった方の多くは悩める保護者の方だと思うのですが、人生の一時期を本気で何かに取り組んだ子の強さを信じて戴きたいと思います。

娘は体操選手にはなれませんでしたが、体操は娘の人生と親の人生を豊かなものにしてくれたと思っています。

体操に本気で打ち込むお子さんと、それを支える保護者の方の未来が明るいものでありますよう心から願っています。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
体操
スポンサーリンク
白い木蓮の花の下で
タイトルとURLをコピーしました