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体操女王。バイルス選手の棄権騒動。

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オリンピックなんて興味ないです(キリッ)と言う姿勢を貫いている私だけれど、かつて娘が体操ガチ勢だったため、オリンピックに限らず、体操だけは興味がある。

今回、大量の金メダル獲得が期待されていたアメリカのシモーネ・バイルス選手が試合を棄権して話題になったけれど、正直言って日本人はピンとこないんじゃないかな…と思う。

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アメリカの体操人気半端ない

そもそも。日本だと男子体操はそこそこ人気だけど、女子体操に至ってはオリンピックでもなければ、ほとんど話題にならない。残念だけど日本の体操はサッカーや野球やテニスと較べるとマイナースポーツでしかない。

なので「アメリカで金メダルを有力視されていた選手が棄権した」って聞いても「へぇ~」くらいの人が多いと思うのだけど、アメリカでは女子体操は大人気。

大人気と言ってもピンとこないと思うので具体的に言うとバービー人形の玩具セットに「体操の先生」が登場するレーベル。平均台の上で子どもの人形がクルクル回る仕様になっている。

もし日本で体操がアメリカくらい人気だったら『エースを狙え』(テニス)とか『アラベスク』(バレエ)のように漫画化とかアニメ化していたと思う。

日本で体操流行ってたらこんな感じに

日本で体操流行ってたらこんな感じに

『シモーネ・バイルス~平均台の誓い』とか『跳馬の彼方に…』なんて題名の漫画やアニメが存在していても不思議じゃない。

それくらいアメリカでは女子体操が大人気。その大人気スポーツの頂点に立つシモーネ・バイルスは、日本に置き換えると羽生結弦くらい人気なんですよ…って話。

シモーネ・バイルス選手の凄さ

シモーネ・バイルス選手は世界の女子体操界に君臨する体操女王。

オリンピックで大活躍していたのもそうだけど、世界体操競技選手権では2013年から2019年現在までに通算で25個のメダルを獲得している。これは男女を通じて、体操史上最多の金メダル獲得数を誇る。ここまで強い選手はかつていなかった。

体操って競技はスタートが早ければ早いほど有利。特に女子は男子以上にシビアで娘の通っていた体操教室の場合「小学生スタートの子は選手コースに上がれない」と言う不文律が存在した。男子の場合は小学生スタートでもギリ声が掛かるかな…って感じ。

シモーネ・バイルス選手が体操をはじめたのは6歳。体操をスタートする年齢からすると決して早いとは言えないにも関わらず、世界の頂点まで上り詰めたのだから、シモーネ・バイルス選手マジで半端ない。

体操女子にとってシモーネ・バイルス選手は別格中の別格で女王だったし、神って感じの存在だった。

陽キャだと思っていました

……と。シモーネ・バイルス選手の凄さを暑苦しく語ってみた訳だけど、私もシモーネ・バイルス選手が大好きで、彼女のTwitterとインスタはチェックしていた。

もしかしたらTwitter、インスタ専門スタッフがいるのかも知れないけれど、そこそこマメに更新している。

体操関係のことがメインだったけれど、ペットの犬や友達や恋人と一緒に写っている写真も多く、SNS上で見るシモーネ・バイルス選手はいかにもな感じの陽キャだった。

「流石アメリカ人。陽キャだなぁ…」と思っいてただけに、まさかメンタルを病んで棄権するだなんて思ってもみなかった。

もっとも、シモーネ・バイルス選手は性的虐待の被害にもあっているし、子ども時代は体操選手独特の筋肉質な体型を理由にいじめを受けていたと告白している。

色々と大変なことを経験している人だけど、その体操があまりにも完璧過ぎたがゆえに、世間的は「バイルスは必ず金メダルを取る」と思っていたし、私もその中の1人。

だけどシモーネ・バイルス選手も普通の24歳の女の子だったんだなぁ……。

推しの幸せを願う

シモーネ・バイルス選手の棄権は体操ファンからすると「ありえへん…」な出来事だったけれど、私は彼女を責める気にはなれない。

彼女を責めて良いのは、彼女と競り合ってオリンピックを逃した選手だけだと思う。バイルスに負けてオリンピックに出られなかった選手が「棄権するなら私が出たかった」って言うのなら理解出来る。

シモーネ・バイルス選手が今後、体操の世界に戻ってこられるかどうかは分からないけれど、ファンとして推しに思うのは「元気になってくださいね」ってこと。

推しが元気で幸せにいてくれることがファンの幸せ。

シモーネ・バイルス選手が心身とも回復されることを心から願う。

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