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書評

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f植物園の巣穴 梨木香歩 朝日新聞出版

もしかしたら、私は梨木香歩の作品と相性が悪いのかも知れないと思った。 『西の魔女が死んだ』を読んだ時は「これは素晴らしい...

家守綺譚 梨木香歩 新潮社

「日本人っていいなぁ」と思わせてくれるような気持ちの良い読み物だった。 時は明治時代。貧乏文士が亡き親友の家の「家守」と...

村田エフェンディ滞土録 梨木香歩 角川書店

時は1899年。トルコ政府の招聘によって考古学の研究にトルコに滞在している主人公(村田)の周囲に起こった物語。 なんとな...

丹生都比売 梨木香歩 原生林

これはちょっと肩透かしとしか言いようのない作品だった。 草壁皇子を描いたファンタスティックな小説で、私がもっとも苦手とす...

エンジェル エンジェル エンジェル 梨木香歩 新潮社

梨木香歩の作品は、そこそこ数を読んできたけれど、私は『エンジェル エンジェル エンジェル』が1番好きだ。 題名のイメージ...

沼地のある森を抜けて 梨木香歩 新潮社

『沼地のある森を抜けて』は今までにない不思議な雰囲気のある作品だった。 いしいしんじのような、薄井ゆうじのような。舞台は...

春になったら苺を摘みに 梨木香歩 新潮文庫

梨木香歩の作品は今のところ『西の魔女が死んだ』しか感想を書けていないのだけど、まぁそこそこに読んでいて、毎度のように「こ...

西の魔女が死んだ 梨木香歩 新潮文庫

『西の魔女が死んだ』は、ちょいと前に、この日記の掲示板(現在、掲示板は閉鎖していす)で「生きると死ぬってなんですか?」と...

わたしをみつけて 中脇初枝 ポプラ社

実親に捨てられて施設で育った女性が主人公。准看護師として病院で働き、様々な人と関わることで成長していく物語。 一応、一般...

あかい花 中脇初枝 青山出版社

読書好きの方が書いておられる日記を読んで「どうしても読まなくちゃ」という衝動に駆られて手にした1冊。 読書好きの「本能」...

天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語 中村弦 新潮社

『天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語』は日本ファンタジーノベル大賞受賞作とのこと。 時は明治。ある天才建築家が作った建築...

走れ!ビスコ 中場利一 幻冬舎

大阪にある菓子製造メーカーを舞台にしたドタバタ小説。 客観的に見れば、それなりに面白いのかも知れないけれど、私には全く受...

あのころのデパート 長野まゆみ 新潮社

長野まゆみの作風と題名から「デパートを舞台にした懐古主義的なゆるふわちょっといい話」に違いないと予想して読み始めたのだけ...

鳩の栖 長野まゆみ 集英社文庫

以前から、数人の方に「長野まゆみ作品って、たぶん貴女のツボですよ」と言われ続けていて、やっと手に取ってみた。 だが駄目だ...

この世には二種類の人間がいる 中野翠 文藝春秋

最近、疲れ気味でガッチリした文章が頭に入っいてこなかったので気分転換に軽いエッセイでも読んでみようと手にとった。 表紙に...

甘茶日記 中野翠 毎日新聞社

本の表紙が可愛らしかったので図書館でついつい手に取ってしまった。 作者、中野翠の名前は、ネットやなんかで知っていたのだけ...

赤い月 なかにし礼 新潮文庫

作者、なかにし礼が自分の母をモデルにして描いた作品とのこと。 ヒロインの息子=作者という設定らしい。 ヒロインの半生……...

長崎ぶらぶら節 なかにし礼 文春文庫

学問のことしか頭にない男と、その男に恋した大年増の芸者が、長崎につたわる「歌」を探す物語。 長崎で芸者として生きたヒロイ...

その辺の問題 中島らも・いしいしんじ 角川文庫

わたしが愛する中島らもと、いしいしんじが仲良しだった……ってことは何か本で読んで知っていたけど、本当に仲良しだったんだな...

空のオルゴール 中島らも 新潮文庫

不条理なフランス映画を思わせるような作品だった。 ハリウッド映画のようだけれども、お気楽極楽に暮らす能天気な奇術師達の物...

お父さんのバックドロップ 中島らも 集英社文庫

久しぶりに「ツボ直撃」の1冊だった。 中島らもの書く男性って、どうしてあんなにも素敵なんだろう。愛おしくてたまらない。 ...
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