吉村昭

数年ぶりの吉村昭。吉村昭、没後10年と言うことで未読作品を手に取ってみた。今回は森村誠一『悪魔の飽食』でもテーマになった...

今年は吉村昭の没後10年とのこと。吉村昭が亡くなったのは、ついこの間のように思っていたので「もう、そんなに経ってましたっ...

３月が終わろうとしている。今期アニメもそろそ最終回ラッシュに突入。私は清く正しいヲタクの端くれとして４２歳になった今もア...

吉村昭の未発表作品集。吉村昭は亡くなってから何年も経っているので、図書館で見かけた時は「あぁ…まだ、この人の知らない作品...

地味ながらもグッっとくる短編集。色々なタイプの「マタギ」が登場して、それぞれに熊と対峙する。自然の脅威がテーマだったり、...

痺れちゃうなぁ。吉村昭の文章は。「もう、好き過ぎてどうしましょう？」と言うくらい好きだ。最近の作家さんの中で男と職人を書...

なんだかんだとハマっちゃっている小説の匠・吉村昭が若かりし頃に書いた短編集。個人的には、技術力がアップして「やり過ぎ」な...

久しぶりに手に汗握り、心を熱くして読んだ作品だった。黒部渓谷にトンネルを作った男達の物語。黙々と戦う男達の姿が、身悶えす...

面白い……と言うほどの作品ではなかったのだけど、自分の中にあった作者の像がクッキリと浮かび上がる１冊だった。吉村昭の執筆...

非常に面白かったのだけど、なんだか微妙な後味だった。タイトルの通り、仮釈放をうけた人の生活を描いたお話だった。当然のごと...

私は吉村昭の書く文章にゾッコン惚れこんでいるのだと思う。痺れてしまった。ゾクゾクしてしまった。ときめいてしまった。多くの...

明治時代、北海道の開拓の一端を担った囚人たちと看守の物語だった。吉村昭の１８番とも言える監獄物で、相変わらず、地味で陰気...

小説の匠、仕事人、吉村昭らしからぬ、ベタベタした作品で好みでは無かった。井上光晴を彷彿とさせる油ギッシュさで、吉村昭好き...

素晴らしい戦争文学だと思った。手放しで絶賛したい。野坂昭如『火垂るの墓』や大岡正昇平『野火』などが戦争の悲惨さを正面から...

吉村昭が得意としている漂流記ものだった。大黒屋光太夫は多くの作家がテーマにしていて、井上靖の書いた『おろしや国酔夢譚』が...

やっぱ好きだなぁ。吉村昭の作品って。地味で面白味のない短編集だったのだが、なにげない小技が効いていて、ちょっとツボだった...

気がつけば、この読書禄で１番たくさん感想を書いているぞ。吉村昭。私はそんなに好きか？　この地味で渋い作家さんの作品がそん...

「渋くて面白い」「地味すぎて詰まらない」のギリギリのラインにある作品だと思った。読む人によって、受け取り方は変わるだろう...

『雪の花』は江戸時代に私財を投げ打って種痘を持ち込んだ医師の生涯を描いた作品である。異国の文化を取り入れることさえ容易で...

私はこの小説を読むまで「胃カメラ」を開発したのが日本人だと知らなかった。男のロマンと言うか、なんと言うか……なにげにＮＨ...

私は幼児期に祖母と一緒に時代を見て育った時代劇劇育ちなもので「島抜け」という言葉を聞いただけでドキドキしてしまった。実質...