本の感想

『愛情はふる星のごとく』は作者の尾崎秀実が獄中から家族に当てて書いた手紙をまとめた書簡集。 尾崎秀実は理論家で、ジャーナ...

巷で「面白い」と言っている人が多かったので、図書館で借りるのを楽しみにしていたのだけど……それほど面白いとは思わなかった...

実に面白かった。なんと言うか、かなり良かった。「そうか、こう来たか！」ってレベルで。 若年性アルツハイマー症候群で記憶を...

それなりに楽しめる１冊だった。 村おこしシリーズと言うべきか、広告代理店シリーズと言うべきか。『メリーゴーランド』だの『...

いきなりネタバレを書いちゃうので「ネタバレ勘弁」な方は、ご遠慮くださいませ。 『コールドゲーム』の感想を書くにあたっては...

荻原浩は初挑戦の作家さん。 『メリーゴーランド』想像していたより面白くて吃驚しちゃった。 冴えない公務員が、第三セクター...

良く出来た作品なんじゃないかと思う……なんて事を書いてはみるものの、個人的には、まったくと言っていいほど受け付けない作品...

小川洋子とクラフト・エヴィング商會の共著。 注文者が小川洋子の書く登場人物で、注文先がクラフト・エヴィング商會と言う設定...

「これだよ、これ！　私が読みたかった小川洋子はこれ！」と叫びたくなるような作品だった。 久しぶりの長編小説。出版された事...

前回読んだ『最果てアーケード』の時も思ったのだけど、私の好きな小川洋子が戻ってきている。 もはや完全復活と思っちゃっても...

『最果てアーケード』はとある架空の商店街を舞台にして連作短編集。 名作といわれる『博士の愛した数式』以降ずっと抱いてきた...

毎日新聞に掲載されていたエッセイをまとめたエッセイ集。新聞に掲載していただけあって、爽やかで読み易い内容になっている。 ...

この作品は女性誌に掲載されたエッセイをまとめた単行本。 ここのところ、ちょっと疲れ気味だったのでサラリと読めて心地良い読...

異国でテロリストに誘拐された日本人８人が拘束中、慰みにおこなった朗読会の記録……という形の連作短編集。 人質達は救出作戦...

ちょっと不思議な話ばかりが９つ収録された短編集。私の知っている「あの」小川洋子が帰ってきた！ ここのところ、ずっと良い人...

久しぶりの小川洋子。最近はガッカリさせられる事が多くて敬遠していたのだけど、ふと読みたくなって手に取ってみた。 ものすご...

大ヒットした『博士の愛した数式』以来の名作との評判で、小川洋子好きとしては読まない訳にはいかないでしょう……と、遅ればせ...

小川洋子の書いた小説はかなり好きなので、エッセイ集も面白かろう……と期待して手に取ったのだが、ちっとも面白くなかった。 ...

巷で大絶賛されているようだけど、なるほど評判通りの面白さだった。 交通事故の後遺症で８０分しか記憶が続かない数学博士の老...

そこそこ面白く、サクサクと楽しめたが、しかし心に残るかと言えばそうでもない短編ばかりを取り揃えた１冊……という印象の作品...

重苦しい純文学を続けて読むと、胸が一杯で違ったものが読みたいと思うことがある。 いくら美味でもフランス料理や会席料理を毎...