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か行の作家

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きつねのつき 北野勇作 河出書房新社

父と幼い娘の暮しを描いた短編連作集。 SFと言うことで不条理な話が多く、好き嫌いは分かれると思う。 不条理系のSF小説っ...

ザリガニマン 北野勇作 徳間デュアル文庫

勧められたジュニア小説の課題図書もこれでラスト1冊。 この作品は私がどっぷりハマってしまった『かめくん』の姉妹編。『冷静...

かめくん 北野勇作 徳間デュアル文庫

ジュニア系の文庫から出ている作品なのだけれど、侮れない面白さだった。 ちゃんとしたSFだが、しかし現代日本。そして主人公...

「奇譚クラブ」の人々 北原童夢 河出文庫

日本初の総合変態雑誌「奇譚クラブ」について検証した本である。 そのテの物が苦手な人が読めば、気分の悪くなるような写真やイ...

ねにもつタイプ 岸本佐知子 ちくま文庫

遠くで暮らす友人が「読んでみて」とわざわざ送ってくれたエッセイ本。 親しい人から本を薦められるのって、けっこう好きだ。「...

青桐 木崎さと子 文春文庫

幼い頃、顔に負った火傷の痕のために引篭もりがちで暮らしてきた主人公と、乳癌の治療を拒み、故郷で死を受容しようとする叔母の...

真珠夫人 菊池寛 文春文庫

テレビドラマで大ブレイクしたという噂を聞いてミーハー心から購入した1冊である。 ドラマのストーリーとは随分違っているとの...

櫛挽道守 木内昇 集英社

物語の舞台は幕末。木曽の山深い里で「お六櫛」と言う、飾り櫛ではなく髪をすいたり地肌の汚れを取ったりする櫛を作る職人の里に...

漂砂のうたう 木内昇 集英社

明治維新直後の根津の遊郭が舞台の物語。 私はどちらかと言うと時代小説は苦手だし、そんなに数も読んでいないのだけど「ネオ時...

ヤる女 萱野葵 角川書店

なんてムカツク文章を書く作家さんなんだろう。 萱野葵の作品を読むのはこれで2冊目。『ダンボールハウスガール』を読んだ時も...

刺繍 川本晶子 筑摩書房

39歳のバツイチ女性が自分の母親の認知症と向き合う物語だった。 ……と書くと、重たくて暗い話のように思われそうだけれど、...

マタニティドラゴン 川本晶子 筑摩書房

表題作と、もう1作短編『ことり心中』が入った短編集。 2つしか収録されていない短編集の場合、大抵どちらか片方の作品が気に...

白い花と鳥たちの祈り 河原千恵子 講談社

友人のすすめで手に取った1冊。 なんとも乙女チックな題名で「これは期待して良いのかも」とワクワク読みはじめたのだけど……...

桜川ピクニック 川端裕人 文藝春秋

最近、育児をする男性のことを「イクメン」と言うらしい。 そしてこの本はイクメン達が主人公の短編集だった。育児と言うと母親...

せちやん 川端裕人 講談社

川端裕人の得意とする少年の成長物語…ということで期待して手に取ってみたが、今回はどうにも戴けなかった。 「せちやん」と呼...

みんな一緒にバギーに乗って 川端裕人 光文社

保育園で働く新人の男性保育士さんを中心として、保育園の内外で起こった出来事を連作で綴ったお仕事小説だった。 登場人物の中...

今ここにいるぼくらは 川端裕人 集英社

非常に面白かった。少年の成長物語で時代とか雰囲気は全く違うが三浦哲郎『ユタとふしぎな仲間たち』を彷彿とさせる秀作。 川端...

ふにゅう 川端裕人 新潮社

図書館で借りる時に「この題名の意味は何なのだろう?」と首を傾げつつ手にとった。 題名の『ふにゅう』とは母乳(ぼにゅう)の...

川の名前 川端裕人 ハヤカワ文庫

2006年の夏は、まだ始まってもいないのに「この夏、最高の小説だねぇ」と言える作品に出会ってしまった。 個人的に夏が大好...

乙女の港 川端康成 実業之日本社

「川端康成が書いた幻の少女小説」って触れ込みだったので、ガッツリと喰いついてしまったりのだけど、実はこの作品。作者は川端...

天授の子 川端康成 新潮文庫

私の中にある川端康成は「気骨のある文学者」で、ちょっと取っつきにくいようなイメージがあった。 川端康成は『伊豆の踊り子』...
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