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黄泉がえり 梶尾真治 新潮社

書店で平積みされていたので、あまり期待せずに読んだのだけれど、これが意外と面白かった。

「なんだか分からないけれど死んだ人がワサワサ生き返ってくる怪現象」の話なので「ありえねー」という気持ちの方が先に立つと読めないだろうが、そこのところをクリアーできれば、そこそこ面白く読めるのではないかと思う。

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黄泉がえり

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あの人にも黄泉がえってほしい――。

熊本で起きた不思議な現象。

老いも若きも、子供も大人も、亡くなった当時そのままの姿で生き返る。間違いなく本人なのだが、しかしどこか微妙に違和感が。喜びながらも戸惑う家族、友人。混乱する行政。

そして“黄泉がえった”当の本人もまた新たな悩みを抱え……。

彼らに安息の地はあるのか、迫るカウントダウン。

アマゾンより引用

感想

「死んだ人が生き返る」だなんて設定、じつは私も「ありえない」と思って読んだのだけれど、あまりにも「普通の出来事」っぽく描かれているので、強引に納得させられてしまったと言うか「生き返っちゃったんだもん、しようがないよね」という気持ちにさせられてしまった。

「死んだ人に会える」というのは、それだけで心くすぐられてしまう。

人の死をあまり体験していない人はどうか分からないけれど、そうでなければ、ちょっとばかり「あの人が生き返ったら」と自分に重ねてしまうのではないかと思う。

ちなみに私は死んだ人と今さら会いたいとは思わない。

でも、もし「黄泉がえり」のようななことが起こってしまったら……やっぱり登場人物達のように、懐かしさと嬉しさを感じてしまうだろうと思ったりした。

この作品の中で「黄泉がえった人」達や、その周囲の人々はビンビンと良い人光線を発射しているタイプなので、気持ちよく読むことができたが、実際はあんなに調子良くはいかないだろうなぁ……と思う。

ちょっと甘ったるい感じがしなくもなかったが、人を慈しむ心とか、家族を愛する気持ちとか、そういうのって良いよなぁ……などと思った。

たまには甘ったるい物語に身を浸してみるのもいいかも知れないと思った。

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白い木蓮の花の下で
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