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ハルカな花 天祢涼 光文社

お花がテーマのファンタジー風連作ミステリ。

表紙に惹かれて手に取った。初挑戦の作家さんだったのだけどパラ見してみると、お花がテーマになっている風だったので借りたみた次第。

私もお花が好きなのでお花に関する蘊蓄を読むだけでも楽しいだろうな…と。

まぁ、そこそこ上手いんじゃないかな…と思う。「ハルカ」と言う名前の美少女が謎解き役になっていて、短編の主人公達はそれぞれハルカに助けられる。

最後はハルカに助けられた人達が集結して、物語の核になる大きな話に挑む…と言う連作短編の王道っぽい構成になっていた。

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ハルカな花

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気鋭のミステリ作家が「伝えたい大切なもの」をテーマに季節の花とともに贈る、癒やしのワンダー・ストーリー。悩んでいるあなたの心に花を咲かせてくれる、不思議な少女の物語。

アマゾンより引用

感想

正直、私はあまり楽しめなかった。たぶん天祢涼の作風と相性が悪いのだと思う。

作品に登場した人達の誰にも思い入れることが出来なかったし、一応ハッピーエンドに仕上がっているにも関わらず、どの話も「え? それでいいの?」と微妙な気持ちになってしまった。

連作短編なのだから、どれか1つくらい「この話は良かった」と思えるものがありそうなものだけど、どれもこれも微妙な感じ。

「あえて」そういう人間像を描いているのかも知れないけれど、登場人物達がどうにも好きになれなかった。

「いやいや。そこはもっと頑張るところでしょ?」とか「それは倫理的にアウトなのでは?」と思うところが多くて素直な気持ちで「頑張って!」応援する事が出来なかったのだ。

必死さが足りないと言うか、爽やかさが足りないと言うか。

世の中にはグレーゾーンという物があって、それは時として「アリ」だとは思うのだけど「お花」と言うテーマには似合わないような気がする。

一応「ハルカ」と言う少女に癒やされていく物語…って事なのかも知れないけれど、ハルカにそこまで魅力があるとも思えないあたりが、これまた微妙。

お花に関する蘊蓄については楽しめたけど、それ以外はまったく楽しめない作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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