Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

最年長の友人との再会。

先日、最年長の友人(元同僚)の家に遊びに行ってきた。

友人は御年79歳。本当は元同僚と言うか先輩なのだけど私のことを「若いお友達」と呼んでくださるので友人と書くことにする。

今年の6月に彼女から「介護していた叔母が亡くなって自由の身になったので会いたい」と電話がかかってきて、ようやく会える事になったのだ。

友人は以前のように出歩くのが億劫になった言うので、電車に乗って彼女の家まで遊びに行った。

夫が「どうして、そんな人と知り合いなの?」と不思議がるレベルで彼女は筋金入りのお金持ち。

ご主人とはお見合い結婚。お見合い写真はホテルの写真館で撮ったとか、週末は別荘で過ごすとか言う話を聞かされていた。琴と乗馬を嗜み、クラッシック音楽をこよなく愛する女性。

「そんな人がどうして働いていての?」と思うのだけど、お子さんに恵まれず「暇だったから」と経理の資格を取って結婚後に就職。

私は彼女が働いていた会社の別部署で一時期仕事をしていた。

当時は一緒に絵画展に行ったり、私が手に入れた安いチケットでコンサートに行ったりしていたのだけど、私が転職し、彼女もご主人を見送ったり、叔母さんの介護をしたりしていて、しばらく年賀状だけの付き合いになっていた。

「その人、話盛ってるんじゃない?」と思わるかも知れないし、そう思われても仕方がないとも思う。しかし実際に遊びに伺って「全く盛ってないし、むしろ控え目だった」って事がわかった。

初めて訪ねたご自宅は品の良い平屋建。

『暮しの手帖』に出てきそうな素敵な和洋折衷の日本家屋だった。「築50年でオンボロなのよ~」言うけれど、当時のその辺の工務店が建てたであろう築48の我が家とは見るからに違う佇まい。

外装もお庭も内装も素晴らしくて、居間には額装したカラヤンのポスターが飾られてあり、ステレオ横の棚にはクラッシックのCDがビッシリ。和室には琴が立てかけてあった。

お茶だの、お昼だのを戴きながらお喋りをした。

彼女は自分の親よりも年上の人だけど話の幅が広くて楽しいのだ。音楽の事、絵画の事、旅行の事。つい最近も1人でバリ島に旅行してきたらしい。

ツアーの中で女性の1人旅は自分だけだったとのこと。

そして1番吃驚したのは「私、終活中で色々整理してるんだけど、面白い写真が出てきたのよ~」と見せてくれたセピア色の写真。

それは彼女の実家で映されたもので年配の人なら誰でも知っているであろう往年の大女優(私は名前しか知らない人で写真を見ても分からなかった)が写っていた。

「お隣同士だったから行き来してたみたい」とのこと。

「これって昔の映像を研究している人とか、マニアからしたらお宝写真なんじゃないですか?」と言ったら「そうかも知れないわね~」と友人はニコニコしていた。

実は私。この日記に女優さんの名前を書いて「お宝写真を見せてもらいました~」と自慢する気満々だったのだけど、帰宅して調べてみたら写真の人は私が思っていた以上に大女優で、友人が身バレする可能性があるので名前を出すのは断念した。

……と言うか……そんなご立派な一族の人だったなんて、今の今まで知らなくて吃驚

。話は面白いし、ちょっと浮世離れしたところがあるとは思っていたけれど「そうだったのか」と腑に落ちた。

終活中だと言う友人は「お古を差し上げるなんて失礼なんだけど…」と昔着ていた洋服を数点持ってきた。

今回、呼ばれたのは私に服を渡したかったらしい。

「流石にお古を貰うのはなぁ…」と一瞬躊躇ったのだけど「ちょっと着てみて」と半ば強引に試着させられたら予想以上に似合っていて、サイズもピッタリだったのでありがたく戴くことにした。また何かの機会にお礼を差し上げたいと思う。

育ちの良いお金持ちって以外と質素だし、普通の人がしたら自慢話になりそうな事でも嫌な感じにならないから不思議だ。

なんと言うのかな…一般庶民からしたら凄い事でも彼女にとっては普通だから自慢っぽくないと言うのもあるし、話のスケールが大き過ぎて「凄いな~」と感心するしかないってのもあると思う。

『徹子の部屋』等の対談番組を見ているようなそんなノリ。

10年以上…どころか15年くらいぶりに会ったと思うのだけど、彼女は当時の雰囲気と全く変っていなかったし、数時間一緒にいてもお喋りし足りないくらい楽しかった。

彼女も楽しかったらしく「また遊び来てね」と手製のアクセサリーなどをお土産に戴いて帰宅した。

若い頃は「年賀状だけの付き合いなんて無駄!」と思っていたけれど、今回彼女が連絡してくれたのは年賀状がキッカケだった。

「毎年、写真付きの年賀状を貰っていて、お嬢さんの成長も知っていたし、そろそろ誘っても大丈夫かと思って」と電話をくれたらしい。

年賀状だけの付き合いも悪くないではないか。次がいつになるかは分からないけれど、また遊びに伺いたいな…と思う。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
日記
スポンサーリンク
白い木蓮の花の下で
タイトルとURLをコピーしました