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映画『赤と白とロイヤルブルー』感想。

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『赤と白とロイヤルブルー』はケイシー・マクイストンの同名ベストセラー小説を映画化した作品。

男同士の恋愛を描いたラブコメディで「LGBTの観点から~」みたいな深刻なテーマではなく、ドタバタ劇として楽しむタイプの作品。

かつてはボーイズラブ作品と言うと「ヲタクが楽しむもの」みたいな感じだったけれど『おっさんずラブ』以降は『きのう何たべた?』など、同性愛を扱った作品が増えている気がする。私は基本的に「愛し合う2人の物語』が好きなので、男性同士だろうが女性同士だろうがドンと来いってスタンス。

『赤と白とロイヤルブルー』は気楽な気持ちで楽しませてもらった。

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赤と白とロイヤルブルー

赤と白とロイヤルブルー
監督 マシュー・ロペス
脚本 マシュー・ロペス テッド・マラワー
音楽 ドラム&レイス
出演者 ニコラス・ガリツィン
テイラー・ザハール・ペレス
ユマ・サーマン
公開 2023年 アメリカ

あらすじ

アメリカ初の女性大統領の息子アレックスとイギリスのヘンリー王子は、ともに端正なルックスとカリスマ性を兼ね備え国際的な人気を集めていた。2人とも世界的に注目を集める存在だったが、互いのことを軽蔑しあっていた。

ある日、王室行事での2人の口論がタブロイド紙で大きく報じられたことで米英関係に亀裂が入りそうになってしまう。

事態のを重くみた関係者達は2人を強制的に仲直りさるのだが、やがて両者の間には思わぬ友情が芽生えはじめて……

典型的な恋のはじまり

『赤と白のロイヤルブルー』はラブコメの王道をいく作品で「反発しあっていた2人がいつしか惹かれ合う」という分かりやすい出だしだった。それについては『RRR』と似たような図式。『RRR』は同性愛云々よりも「友情」ってところで留まっていたのに大して『赤と白のロイヤルブルー』は恋愛をベースに物語が進んでいく。

どちらもセレブ階級の人間だけど、英国王子が「生まれながらのセレブ」であるのに対して、大統領の息子は「成り上がり」ってことで2人の価値観や背負っている物の大きさが違っている。

ある意味「身分違いの恋」なので2人の関係は順風満帆には進んでいかない。互いの意思を確認してからは波乱と苦難が襲いかかる。その辺りのさじ加減も王道的で良かったと思う。

英国=ブリカス

映画での表現として英国は悪役的に描かれてもOKみたいな風潮なのか、やたら英国がブリカス扱いされていたことが気になった。そう言えば『RRR』でも全く同じことを感じている。

息子がゲイだと分かった時、アメリカ大統領の母は深い理解を示しているし、父は英国王子を自宅(別荘)に招待している。

一方、イギリス王室サイドは古い考えに固執していて王子の幸せよりも対面を重んじるスタンスだった。王子の味方になってくれたのは妹1人きり。

新しい概念と伝統は相反するところがあるのは理解しているけれど、それにしても「イギリス=悪」みたいな描き方には疑問を覚える。

映画界隈ではイギリス=ブリカス的な扱いが承認されているのかも知れない。もちろん、それはイギリスが絶対王者だから許されている…って前提があるのだろうけど、なんだかちょっぴりモヤモヤする。

同性愛の問題

さて。『赤と白とロイヤルブルー』は同性愛を扱った作品ではあるけれど、最初にも書いた通り「同性愛者の権利について考える」みたいな部分はサラッとしか触れていないので、そういう類の作品を求めている人には物足りない作品だと思う。

頭を空っぽにして観るラブコメ映画だと思って挑んで戴きたい。

異性愛を扱った作品にもドラマティックな恋愛物があったり悲恋があったりラブコメがあったりするのだから、同性愛を扱った作品にもラブコメがあっても良いと思う。

『赤と白のロイヤルブルー』は日曜の午後などにスナック菓子でも食べながら頭を空っぽにして気楽に楽しめる作品だと思う。

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