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天王寺高校の合唱コンクール。

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天王寺高校の合唱コンクールに行ってきた。

娘はガチガチの体育会系…とは言うものの、小学校の頃は短期のミュージカル教室に通ったりしたし、私が舞台や音楽が好きこともあって小さい頃はミュージカルや音楽会に連れ出していたので娘も音楽や舞台芸術は好きみたい。

だけど合唱コンクールに関しては「私はリーダーや指揮をする訳じゃないから、わざわざ仕事を休んでまで来なくてもいいよ」と言っていた。

ところがクラスで合唱コンクールをはじめてから態度が一変。「できれば観に来て欲しい。うちのクラス、頑張ってるから」と言い出したので、有休を申請して観に行ってきた。

当日は13時30分スタートで13時15分開場…とのことだったので、当日は13時10分頃に学校に着いたのだけど、すでにけっこうな行列が形成されていて驚いた。ご夫婦で参加されている率も高く、祖父母の姿もあったりして、学校行事に対する保護者の熱心さに感心さられた。中学校の音楽会の時はここまで人がいなかったなぁ…と。

娘が「観に来て欲しい」と言うだけあって、合唱コンクールは素晴らしいものだった。

クラスごとに方向性が違っていたけれど、どのクラスも真面目に取り組んでいたことが見て取れた。中学校の時は反抗期ってこともあったのが、運動会にしても音楽会にしてもどこか斜に構えて一生懸命じゃない感じがしたけれど「全力で頑張っています」みたいな感じが伝わってきた。

伴奏のピアノのレベルの高さにも驚かされた。そしてピアノ男子率の多さも凄かった。そもそも天王寺高校は男女比が偏っていて女子が少ない…ってこともあるけれど、それを抜きにしてもピアノ男子率は高いと思う。

昭和生まれの親世代だと「女の子は小学校のうちはピアノ習ってソナチネかソナタくらいまで弾ける子が多いよね」みたいな風潮があったけれど、娘の世代は親世代ほどピアノはメジャーな習い事ではなくなっている。そんな背景の中で「幼少期からピアノを習って弾き続けている」ってのは、それ自体凄いことだと思うし「天王寺高校って、やっぱりお金持ち家庭が多いのかもね」みたいな気持ちになってしまった。スイミングや公文や塾ではない芸事に精進できる環境ってのは、やはり親の経済力よね…と。

そんな大人の下卑た観察はさておき、どのクラスの合唱も素晴らしくて涙腺のゆるい中年母は泣きそうになってしまった訳だけど、全クラスの合唱が終わった後で先生方による合唱(合奏含)が最高だった。曲目は『島人ぬ宝』。来年予定されている修学旅行先の沖縄を意識して選曲したとのこと。

ピアノ、和琴、バイオリン、カホン、サックス、ギター(ベース?)×2、本気の口笛など楽器演奏のできる先生が多いことに驚かされた。ちなみにピアノ演奏は音楽の先生ではなく化学の先生。

激務と言われる学校の先生が時間を割いて練習していたのかと思うと「なんてありがたい先生達なんだ」と。そして「教員自身が楽しむ!それを生徒に見せていく」と話しておられたのが印象的だった。

そして閉会式の前に「最近、行事や部活、勉強に追われて疲れている生徒が多い。スマホほどほどにして、早く寝るように」みたいな内容の話を生徒と保護者にしてきたところは進学校なんだなぁ…と感心した。

帰宅した娘はご機嫌だった。合唱コンクールは楽しかったみたい。娘は自分に合った良い高校で学べて良かったなぁ…と思う。そしてそれを支えてくれている先生達に心から感謝の意を捧げたい。

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