娘が体調を崩した。ゴリゴリの体育会系の娘は幼児の頃から大した病気をしたことがないけれど、どうやら夏のハードスケジュールのダメージが一気に吹き出てしまったらしい。
夏休みは部活だの文展の準備だので、ほとんど登校していて、オフの日は友達と遊びに行ったりしていた。そして夏休み明けは文展。文展の後は部活の大会。体調を崩したのは大会の翌日だった。
発熱等はなかったけれど貧血の症状で保健室のお世話になり、職場に電話がかかってきて急遽迎えに行ってきた。保健室の先生は親切で担任の先生も付き添ってくれて恐縮してしまった。
娘を迎えに行った日の夕方、かかりつけ医(と言っても病気をしないので滅多に受診しないけど)に連れて行くと「自律神経のバランスを崩したことによる脳貧血ではないかと思います」と言われたのだけど「そうは言っても検査をしてみないと断定できないので、血液検査をしてみましょう」と採血してもらった。「念のために」と撮ってくれた心電図は問題無し。
そして翌日。改めて受診して血液検査の結果を見せてらったのだけど「なんか…ゴメン」としか思えないほど見事な健康体だった。
液検査の結果はいたって良好。娘は年頃の女子にあのがちな貧血もなくて赤血球も鉄も数値的にはご立派な部類。先生も「いくつか気になるところを検査してみましたが、どこにも悪いところはありません」とおっしゃっていた。
「だけど、もう1点だけ気になる部分があります」とのことで、総合病院に紹介状を書いてくれた。かかりつけ医は「不安の種は潰しておきましょう」と言うスタンス。
ちょっと大げさ過ぎる…と思う人もいるだろうけど、この先生のおかげで夫は早期の盲腸と糖尿病を見つけてもらって難を逃れたし、ご近所でも「先生に病気を見つけてもらって良かった。危うく死ぬところだった」と言う経験をした人が何人もいる。
正直なところ今回は「過労的なところが原因なんじゃないかな?」と思いつつ、ここは先生を信用して紹介状を持って総合病院の専門医を訪ねた。そして専門医から「大丈夫です。問題ありません」とお墨付きを戴いて帰宅した。
今回の動きは「ちょっと大げさ過ぎたかな?」と思わなくもなかったけれど、超健康体だった娘の親友のお父さんが血液の病気で発覚から10日ほどで亡くなってしまった…と言うことがあっただけに、バッチリ検査したことについて後悔はしていない。
娘が入学した天王寺高校は勉強も部活も行事もハードな学校なので「体調を管理しつつ過ごす」って事が難しいな…改めて感じた。
もちろん、どこかそれなりに手を抜いてけば良いのだけれど、娘は学校も友達も大好き過ぎて「手を抜く」ってことが上手に出来ていないのだ。そして唯一、手を抜いている…というか追いついていないのが勉強だったりする。
子どもが成長すると共に子育ては楽になると聞いていて。それはほぼ間違いないけど、子どもが成長したからって心配ごとがゼロになる訳じゃないんだなぁ…と改めて感じた。
娘よ…もう少しお手柔らかに頼む。あなたに振り回されて母の体力と気力のパラメータはゼロよ。