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授業参観からの天高校保護者の有意義な秘密ランチ。

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天王寺高校に通う娘(高2)の授業参観に行ってきた。

5月に授業参観があったので、実のところ「もう行かなくてもいいかな」って気持ちはあったのだけど、うちの娘は我が子ながら頼りないところがあるし、現在は進路選択でお悩み中なので「どんな様子か見ておくか」みたいな気持ちで行くことにした。

昨年は夫と連れ立って参加したのだけど、生憎と夫は休日出勤だったので私1人で行くことになった。朝、ツイッター(現X)で「授業参観の後の1人ランチどうしようかな~」と呟いたところ、ブログを通じて知り合った方から「ランチご一緒しませんか?」とお誘い戴き、授業参観からのランチ…と言う欲張りセットなプランとなった。

授業参観は今回で3度目なので特に新しい発見はなかった。

授業の内容を書いてしまうと身バレ不可避なのでアレコレ書けないのが残念。ただ1年生の時と違って2年生の保護者参加率は1年生の時より明らかに下がっていた。「そりゃそうだよね」って話ではある。だって私自身「もう行かなくてもいいかな」って思っていたくらいだもの。

ディスカッションが多めなのも「これだけ刺激的な授業だったら寝ている暇は無いし気が抜けなくてシンドイよね」と思ったのも今までと同じ感想。

秘密のランチ

授業参観後、ツイッターで知り合った別の方とご挨拶だけして、ランチの約束をした方と待ち合わせて天王寺へ。

この方とは何度は馬渕教室時代に何度もメールのやり取りをしていたので実際に会ってお話をするのは初めてだったけれど初対面とは思えないほどざっくばらんに話をすることが出来た。

ランチしながら思い切りお喋りしたのだけれど、めちゃくちゃ楽しかったし有意義な情報を交換することができた。

身バレ回避の意味合いもあるしプライバシーに関することも含まれるので具体的なエピソードは書けないのだけど話をしたことの大雑把なところだけ記録しておく。

  • 英検は課金ゲーム
  • 過保護の親が多過ぎでは?
  • 子にGPSで追跡するのってデフォなの?
  • 天高生、贅沢過ぎなのでは?
  • 天高生だからって優秀って訳じゃない
  • 先生立派過ぎて五体投地礼

英検は課金ゲーム

つい先日、ツイッターで英検の話題に触れたけれど「英検って必要なの?」ってことについて盛り上がった。

大阪府の公立高校入試では英検2級を持っていると、当日の英語の点数が悪くても8割の点数保証があり、準1級に至っては満点が保証される。偏差値上位の高校を受験する場合、死ぬ気で英検2級を取りに行くことになり娘もご多分に漏れず英検2級を取得した。

だけど英検2級って、そもそも論として中学校3年間で学ぶ範囲を越えている。さらに言うなら受験料は1回9100円。娘は英検に4回落ちて5回目で合格している。

9100円の受験料は安くない。そしてもっと言うならば会場までの往復の交通費も馬鹿にならない。娘の場合は大阪府内で受験したけれど高校受験が近くなると受験枠が一瞬で満員になってしまうため、英検のために他府県へ遠征する人もいる。

もはやこうなってくると札束の殴り合いのような課金ゲームも同然。子の頑張りも必要だけど親の経済力だって必要になってくる。「公立高校入試で、これってどうなの?」って話。

そして娘もそうだったけれど高校入試の点数開示をしてみたところ英検2級の特典が無くても合格していたので「無理に受けなくてもいいのでは?」と思わなくもない。

過保護の親が多過ぎでは?

前回の授業参観の時に「過保護な親が多めでは?」って話を書いているけれどランチをご一緒した方も同じことを感じておられた。そして、実際過保護な親エピソードを聞いてドン引きしてた。

子どもを恋人みたいに扱ったりポケモンのように扱ったりす保護者がいるけれど、私はそのノリが苦手なのだ。

「確かに頭の良い子かも知れないけれど頭が良いのは子であって、あなたじゃないでしょ?」と思ってしまう。

ポケモントレーナー的な「強いポケモンを持っているのがステータス」みたいなノリってどうかと思うし、行き過ぎた過保護は子のために良くない気がする。

子にGPSで追跡するのってデフォなの?

保護者集会の時に「子のスマホで子の位置情報を管理している」って話を聞いてドン引きしたのだけど、ランチをご一緒した方も同じことを言っておられた。

年齢的に幼い子の身の安全を確保するためにGPSで追跡管理するのは分かるけれど高校生にもなってそれはどうなんだろうなぁ…と。まぁ、これについては私の方が少数派かも知れないので、どうにも言い難いところではある。

天高生、贅沢過ぎなのでは?

娘の担任の先生は「お金の価値観を分かっておらず高価な物を大事にしない生徒が多い」と言っておられたけれど、天王寺高校に通う生徒は裕福な家庭の子が多いせいか「贅沢な子が多いな」と感じる。

高校生だから「学校帰りにマクドナルド」とか「お腹すいたから牛丼食べて帰った」みたいな外食は分かるのだけど「学校行事の打ち上げと言って気軽に焼き肉とか必要あるの?」と思ってしまう。

ランチをしながら「高校生が何を打ち上げることがある? そんなしょっちゅう打ち上げる必要ないでしょ」と盛り上がった。

「親世代とは時代が違う。他の高校も似たようなもの」って説もあるだろうけど、バイトOKの公立高校と違って天高生はバイト禁止なので全部お小遣い(親のお金)なのだ。バイトで貯めたお金とお小遣いをやりくりして贅沢するのと、手を出せばお金が出てくるのでは話が違うよね…って話。

服装ひとつ、持ち物ひとつとっても贅沢な物を持っている子が多く「公立高校でここまでとは思わなかった」と言うのが正直な感想。私立高校なら分かるけれど、公立高校でコレなのだ。

なんと言うのかな「親の経済力による教育格差」を感じずにはいられない。

そもそも天王寺高校(北野高校となればさらに)に入る子達の多くは馬渕教室ではなくともゴリゴリの塾課金勢なのだ。「進研ゼミだけで来ました」とか「塾無しで来ました」みたいな子もいるけど少数派。

私自身、娘が「クラスで◯◯の打ち上げする」と言えば都度お金を渡しているけれど、高校生にしては贅沢な振る舞いだと常々、感じている。

天高生だからって優秀って訳じゃない

天王寺高校は行事に熱心なことで知られているし娘は行事が大好きなタイプで楽しく過ごさせてもらっている。

「行事や野外活動で生徒が主体になって動くことでリーダーシップや自主性が育まれる」ってところが天王寺高校のウリではあるけれど、これは行事の光の面しかフォーカスしていない。

クラスによっては、けっこうな状況に陥ったりもするしトラブルもある。ギスギスする中で試行錯誤して成長していく…って部分は評価するものの「そもそも全く協力しない生徒」だって一定数存在する。

娘は何でもかんでも喋りまくるタイプの子なので色々聞かされているけれど、大人が思っているほど天高生は優秀じゃないし「その辺に転がってる普通の高校生だよね」と感じる。

もちろん驚くほど優秀なお子さんもいるけれど大半はそうじゃない。

何なら「頭が良いゆえに性質の悪いヤバイヤツ」なんかも一定数いるし、中学時代にすべてのリソースを勉強に全振りしてきたがゆえに精神的な成長が追いついていない子もいる。

先生立派過ぎて五体投地礼

……と。子が通う高校に対してディスり気味な言いたい放題を書いてるけれど、私が伝えたいのは「偏差値が高いからって特別…って訳ではなくて、通ってる子は普通の高校生ですよ」ってこと。天王寺高校を下げたい訳じゃない。

今回ランチした方と共通認識として付け加えておくと「優秀な先生が多いですよね」って話もした。

天王寺高校の先生が全員そうなのかは分からないけれど、生徒のことを親身になって考えてくれる先生が多い気がする。「ここまで、やってくれるの?」と感謝しかない。

今回の授業参観は授業参観よりも、その後の秘密のランチの方が楽しかったし有意義だった。ランチをご一緒させて戴いた方は「視野が広くて懐の深い保護者」って印象。

そしてお互い「身を粉々にして働いて大学受験に備えましょう」と誓いあった。高校生の親が出来ることなんて、子が頼ってきた時に支えることとお金の用意くらいしかい。

それにしても楽しいランチだった。またの機会にご一緒させて戴きたい。

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