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天王寺高等学校の入試説明会(見学会)に行ってきた。

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娘と一緒に大阪府立天王寺高等学校の入試説明会に行ってきた。

大阪府立天王寺高等学校は大阪府内の公立高校の中では北野高校の下に位置する2番手校…って位置付け。

娘は10月時点で北野高校を第一志望にしているけれど、実のところ成績的には「北野はちょい厳しいのでは?」みたいな位置付けで現在の娘の実力に沿った公立高校…となると天王寺が順当な感じ。

私も夫も娘の高校受験に関しては娘の希望を第一に考えている。

「良い大学に行くには良い高校」って考え方を否定する気はないものの、私と夫が望んでいるのは娘の学歴ではなくて「娘が幸せに生きるための道」なので、娘が充実した高校生活を送ってくれるのなら、どこの高校でも良い。

コロナ禍…ってこともあって、高校の入試説明会や見学会は抽選だったりするのだけれど、ラッキーな事に抽選に当たったのでウキウキと参加してきた。

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大阪府立天王寺高等学校入試説明会

大阪府立天王寺高等学校

大阪府立天王寺高等学校

大阪府立天王寺高等学校は大阪府の公立高校の中では屈指の進学校…なのだけど、ここ最近の入試倍率はそんなに高くない。

北野高校は「大阪府の公立高校の頂点」として知られているけれど、天王寺高校は不思議と敬遠されている印象。

偏差値的には天王寺高校の下…とされている高津高校の方が人気で、高津高校の倍率は毎年エグいだけに不思議に思っていたけれど、実際に入試説明会に行ってみて「なるほどなぁ」と納得するところがあった。

天王寺高校の入試説明は3部構成になってた。

  1. 授業見学(生徒のみ)コース
  2. 説明会(生徒&保護者)コース
  3. 校内見学(生徒のみ)コース

複数のコースを選択する事は可能だけれど「校内見学」を希望する場合は入試説明会に参加する事が出来なかったので、娘は授業見学(数学)と説明会を選択した。

授業見学

授業見学は「生徒のみ」となっていて娘1人で参加したので、娘から伝え聞いた話でしかないのだけれど「授業参観」みたいな形式で中学生達は教室の後ろに用意されている椅子に座って授業見学をしたとのこと。

娘の感想は以下の2点。

  1. 授業は面白かった。先生の教え方が上手い。
  2. みんな私服着てた。

流石に進学校…ってことなのか、廊下にホワイトボードが置いてあったりして「生徒が積極的に先生に質問する」って雰囲気があるらしい。娘は校内のあちこちにホワイトボードが置いてあることに感激していた。

天王寺高校には一応、制服(標準服)があるけれど、行事等の時に着用を義務付けられている程度で私服通学OKとのこと。

説明会

保護者も参加出来る説明会は正直、パッとしなかった。公立高校なので「そんなもの」なのかも知れないけれど、これまで参加してきた西大和学園、四天王寺高校、大阪桐蔭とは雲泥の差…って感じだった。やはり私立高校の広報チームは凄いね…って話。

  • 校長先生の話。
  • 学校紹介DVD上映。
  • 現役高校生からの話。
  • 卒業生からの話。
  • カリキュラムや進路の話。

「プロの業者さんが作ったのかな?」みたいな学校紹介のDVD上映と現役高校生&卒業生の話は面白かったものの、先生の話は失礼ながら眠たくなってしまった。

色々とPRしたい点はあったのだろうと思うのだけど、心に刺さったのは「天王寺高校は文武両道を目指しています。行事に力を入れていて勉強だけでは終わらせませんよ」ってところ。この点は西大和学園や四天王寺にはない魅力だと思う。

  • 電気・ガス・水道のない山に行って合宿する。
  • 運動会はガチ。
  • 登山とか水泳訓練等野外活動。

私はガチガチの文化系陰キャなので「ちょ…勘弁してくださいよ」としか思えない行事が束になってかかってくるのだけど、娘には合っている学校だと確信した。

娘は今でこそ馬渕教室通う塾ガチ勢だけど小学生時代はキャンプを楽しみ、体操ガチ勢だった。中学生になってからも部活と塾の二段構えでやってき子なので、天王寺高校の方向性はむしろ「かかって来いやぁ」って感じ。

天王寺高校は「入学後はとにかく勉強して戴きます」と言う方針の西大和学園とは真逆の立ち位置で「高校生活を楽しみつつ勉強にも励みましょう」ってスタンスの高校だ…ってことは理解した。

クラブ見学

説明会の後はクラブ見学(自由行動)があった。

コースとして設定されている校内見学の場合、現役の生徒がナビゲーターとして付き添ってくれるけれど、説明会参加者は「自分で好きにクラブ見学してね」ってこと。

娘は興味のあるクラブをいくつかチェックして私もそれに付き合った。チラ見しただけの部活もあれば、話を聞いた部活もあったけれど、天王寺高校の雰囲気は伝わってきた。ちなみにチラ見を含めて見た部活はこんな感じ。

  • 陸上競技部
  • ハンドボール部
  • ラグビー部(男子のみだけど塾の先輩がマネージャーなので)
  • 剣道部
  • 卓球部
  • 山岳スキー部
  • ワンダーフォーゲル部
  • 物理研究部
  • 化学研究部
  • 演劇部
  • 吹奏楽部
  • 軽音楽部
  • フォークソング部
  • 競技かるた部

色々な部活を目にして感じたのは「陰キャも陽キャも共生できる風土がある」ってこと。「自分の好きなことを全力で楽しむ」って空気があるのは素敵だな…と感じた。部活に取り組んでいる生徒さん達はみんな輝いて見えた。

ただ、どちらかと言うと体育会系の部活の方が強い気がしたのも事実。物理研究部や化学研究部等の勉強系の部活(数研とか生物研究部)も多いけれど少数精鋭って感じではある。体育会系の子の方が輝きやすい環境なのかな…とは思う。

天王寺高校の倍率が低い理由

実際に自分の目で天王寺高校を見て今まで見学してきた私立高校(西大和学園・大阪桐蔭・四天王寺)より娘の性格に合った高校だと確信した。と同時に、天王寺高校の倍率が伸びない理由も理解した。

  • 行事がハードなので体力が無い子は地獄。
  • 行事を楽しめない子だったら地獄。

中学生の頃の私だったら天王寺高校学力が届いたとしても校風的に無理だったと思う。(余談だけど今まで説明会に参加した高校の中だと個人的には四天王寺の校風が好み)

天王寺高校の校風って万人受けは難しい。

  • 秀才を誇らず野人を誇れ。
  • 名門を言わず実力を言え。
  • 明朗に適度に楽しむことを忘れるな。

「野人を誇れ」とか言っちゃってるあたりからしてインドア派・文化系には無理過ぎる。だけどアウトドア派や体育会系だったらめちゃくちゃ楽しいと思う。

娘は今のところ北野高校を目指しているものの成績的には微妙な立ち位置にいるため「北野高校は無理だから天王寺高校にする」って選択はありえる話。なので「天王寺高校は娘に合ってる」と言う確信を持てたことは良かった。

見学に行った高校はそれぞれ良さがあって、どこの高校も素晴らしかったけれど万人受けする高校なんてどこにもない。「高校は偏差値で選ぶもの」ではあるけれど、選択の幅があるのであれば「自分に合った校風の高校」を選ぶことは重要だと思う。

娘が最終的にどの高校を受験することになるのかハッキリするのはまだ先だけど、彼女自身が納得できる高校を選んで欲しいと思う。

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