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あさひは失敗しない 真下みこと 講談社

『あさひは失敗しない』は毒親をテーマにしたミステリ小説。

作者の真下みこと第61回メフィスト賞を受賞し、2020年作家デビューとのことで私自身は『あさひは失敗しない』を手に取るまでノーチェック。

今回予備知識ゼロで表紙に惹かれて手に取った。

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あさひは失敗しない

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ザックリとこんな内容
  • 主人公の「あさひ」は大学1年生。
  • あさひの母親は過保護なタイプ。あさひの心配事をあらかじめ避けたり、小さくしておくことを当然だと思っていた。
  • あさひが不安な時、母親はいつも「あさひは失敗しないから」というおまじないをかけてくれた。
  • しかし、母親の過保護が原因であさひ大学での友達とも上手くいかなくなってきて……。

感想

毒親ネタって、もうすっかり小説ネタの定番物になった気がするのだけど、そろそろ出尽くした感がある。そして言いたくはないけれど、姫野カオルコの描く毒親を越えてく作家さんにはいまだ出会っていない。

「毒親」って、そもそもやってる事がクレイジーなので、パッと見派手な作品になるし、衝撃的な展開に持っていきやすいのだけど、ここまでパターン化してしまうと面白味に欠ける。

もしかすると…だけど「毒親×ミステリ」の組合せって良くないんじゃないかな…って思いはじめている自分がいる。

例えば…だけど、純文学系の描き方で毒親に育てられた自分の内面を深く掘り下げていく物語だったり、そこから成長する物語だったりすると行き着く方向が読めないし、様々なパターンで描くことが出来る。

だけどミステリ作品で毒親ネタを使ってしまうと、最初の段階でラストか見えてしまう。言っちゃあなんだけど、毒親ネタのミステリがハッピーエンドになるなんて無い訳で、そうなってくと余程面白いトリックがあったり、衝撃の展開がなければ「ですよねー。やっぱ、そうなりますよねー」くらいの感想しか出てこなくなってしまう。

『あさひは失敗しない』についてもラストが見えてしまう系の作品になっていて、なんかこう…読んでていてドキドキしなかった。良くも悪くもありがちな毒親物…って感じ。

真下みことは初挑戦の作家さんだったけれど、良いところも悪いところも見つけることが出来ず、なんだか読書になってしまった。

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白い木蓮の花の下で
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