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コロナ禍での保育士試験の様子を俯瞰的に記録しておく。

先日は自分自身の保育士試験記録を書いたのだけど、今日は私自身のことは抜きにして「コロナ禍で行われた保育士試験の様子」について記録しておきたい。

令和2年度の後期保育士試験はここ数年の保育士試験と全く違ったものだった。

例年通りなら、保育士試験は春と秋の年2回に開催されるのだけど、前期試験は新型コロナウィルスの影響で中止になっている。そしてこれは他の資格試験も同じこと。多くの資格試験が中止になっている中で、保育士試験の後期試験が開催された。

……とは言うものの、会場選びには難航したらしく、ギリギリまで会場が決まらなかった。クラスタ発生のリスクを分かってて「いいですよ。うちの建物を使ってください」と言ってくれる団体が少なかったのだと思う。

出来るだけソーシャルディスタンスを保てる場所で…と言うことで選ばれたのは、大阪の場合は森ノ宮医療大学とインテックス大阪だった。私はインテックス大阪で受験したので、インテックス大阪での様子をお届けしたい。

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保育士試験inインテックス大阪

インテックス大阪

インテックス大阪

令和2年。10月24日の保育士試験当日は素晴らしい晴天だった。

一般的な資格試験の場合、受験生が1度にドッと会場に押し寄せるものだけど、インテックス大阪は閑散としていた。これはインテックス大阪が広いから…ってこともあるけれど、保育士試験のシステムによるもの。

保育士試験は筆記試験9科目を突破後、実技試験を受けることになっている。

筆記試験9科目はすべて1度で合格する必要はなくて、合格科目は3年間の有効期限がある。試験科目が多いこともあって、1度で合格する人の割合は少なくて、何度の受験で合格する人が多いため、受験生によって受験科目が違うため、1度に混雑することはなかった。

試験が行われたのはインテックス大阪の6号館。インテックス大阪の中では最も広い建物だけど、最寄り駅からは1番奥に位置する。ちなみにインテックス大阪は端から端まで歩いたら、大げさでなくて都会のひと駅分くらいある。

インテックス大阪の案内図

インテックス大阪の案内図

脅かされたのは会場にベビーカーを押した父親と思しき人が何人もいた…ってこと。

母親が試験を受けている間、父親が子どもを見ながら待っている…って事だとお察ししたけど、乳児を育てながら勉強して試験を受けうようとする受験生も偉いし、サポートする夫も偉い。

なんかこう…ここまで頑張っている人には合格して欲しいな…と思いながら会場に向かった。

インテックス大阪は俗にう国際展示場。東京だと東京ビッグサイトみたいな立ち位置。ただ、インテックス大阪と東京ビッグサイトどはインテックス大阪の方が圧倒的に古い。なので空調設備は昭和仕様で最悪と言っても良い。

試験が行われた6号館はインテックス大阪の中では比較的空調設備がマシな建物ではあったのだけど、全館使って行われた訳ではなく、3階しか使っていなかったため、暖かい空気が上がってこないのか会場は良い感じで寒かった。

私の場合、インテックス大阪へは同人誌即売会で何度となく足を運んでいたので寒さを想定して防寒対策をバッチリしていたけれど、普通の格好で訪れた人は本当に寒かったと思う。

私の席の近くにいた男性は、最初コートを脱いで受験していたのに途中からコートを着用していた。ある程度空調が行き渡って、人の多いような時間帯はそこまで寒くなかったけれど、朝夕の人の少ない時間帯は本当に寒かった。

ついでに言うなら、自習室として開放されていたのは3号館の1階は出入り口全開だったので猛烈に寒く、ほんの少しの人しか利用していなかった。

どうして6号館の2階を自習室、3階を試験会場にしなかったのだろう?

ソーシャルディスタンスを重視して、人が密集するのを避けたのだろうけど、この会場設定が最終的には最悪な光景を作ってしまうことになる。

試験は1科目1時間

保育士試験は基本的に1科目1時間(受験生から「ニコイチ」と呼ばれている教育原理と社会的養護だけは1科目30分)で行われる。

ただし、実際の試験は普通に勉強していた人なら1時間もかからない内容なので、30分を経過すると希望者は会場の外に出ることが出来る。

「持ち時間はギリギリまで活用して見直しすれば良いのでは?」と思う人もいるだろうけど、保育士試験を全科目受けようとすると朝から夕方まで2日間。

効率良く脳と体を休めようとすると問題を解いたら、さっさと外に出て休憩するなり、食事をするなり、次の科目の勉強をした方が良いのだ。

私の場合、はじめての受験だったので1科目は要領が分からず、最後まで教室に残っていたのだけれど、2科目目からは「途中退出した方が効率良いのでは?」と気づいて、30分を過ぎた時点で途中退出した。

途中退出した先はホールのようになっているのだけど、ホールでは受験生達が立ったままだったり、床に座ったりしてひとところに密集していた。大げさでなく災害時の避難所を彷彿とさせる光景だった。

普通なら自習室に行って休憩するなり、食事をすれば良いのだろうけど、自習室は試験会場から遠い上にやたら寒い。だからこそ、受験生達はホールにいたと思うし、私もホールで立ったまま持参したおにぎりを食べた。

……ソーシャルディスタンスとは?

私が勤務している放課後等デイサービスでは「靴の裏からの感染対策」として、車椅子のタイヤまで消毒していると言うのに、未来の保育士達が地べたに座っておにぎりを食べたり、テキストを読んだりしている光景はなかなかシュールなものがあった。

だけど私は地べたに座り込む人達を笑ったり咎めることは出来ない。

専門学校だの短大だののコースではなく、保育士試験を受けて保育士になろうと言う人達の多くは他に仕事があったり、子育て主婦だったりする。

仕事や家事の合間に勉強して2日間の試験に挑むとなると、体力的にギリギリなのだ。そりゃ座り込むのも当然だよ…って話。

もし令和3年度の保育士試験も似たような状況で開催されるのなら、受験生には折りたたみ椅子を持参することをオススメしたい。ちょっと荷物になっちゃうけれど、最近は軽くて小さい折りたたみ椅子があるので是非、荷物に入れて欲しい。

そして。ここで書いてみたところで届かないとは思うのだけど、運営の人達は受験生の待機場所について、もっと真剣に考えて戴きたい。

未来をの保育士が地べたに座って、おにぎり食べるとか最悪過ぎる。広い会場を確保しても「ソーシャルディスタンスって何?」みたいな密集体制を作ってしまうのは駄目だと思った。

批判するのは簡単だし、はじめての事で運営側も大変だったのは分かるので批判する気持ちはない。だけど是非、次の試験には改善して戴きいと願う。

……結局のところ、諸悪の根源は新型コロナウィルスなのだ。

令和2年度の保育士試験は受験生も運営側も大変な試験だった。令和3年度の保育士試験は通常通りに行われると良いのだけどなぁ。全国各地の会場でクラスタが発生してないことを願う。

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