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猛スピードで母は 長嶋有 文藝春秋

芥川賞受賞作の表題作と『サイドカーに犬』の2作品収録。

そこそこ面白かった。が、収録作が2つとも似た感じだったのが残念。私が編集さんだったら違う味の作品を並べるのになぁ。ハッキリ言って違いが分からない。

どんなに良い作品でも、似た味わいのものが2つ並ぶと飽きがくる。

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猛スピードで母は

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「私、結婚するかもしれないから」「すごいね」。小六の慎は結婚をほのめかす母を冷静に見つめ、恋人らしき男とも適度にうまくやっていく。現実に立ち向う母を子供の皮膚感覚で描いた芥川賞受賞作と、大胆でかっこいい父の愛人・洋子さんとの共同生活を爽やかに綴った文学界新人賞受賞作「サイドカーに犬」を収録。

アマゾンより引用

感想

そして何より謎だったのは表題作が芥川賞受賞作品だということだ。悪くはない……決して悪くはないが、それほど良い作品なのだろうか?

坊ちゃん文学賞を受賞した瀬尾まい子の『卵の緒』と表題作の間に、どれくらい力の差があるのか私にはまったく理解できなかったのだ。

もしかしたら、単純に「運」とか「めぐり合わせ」とか言う問題なのだろうか……などと邪推してみたり。

文学の世界って不思議だなぁ。それとも私に読解力が足りないだけなのだろうか。

芥川賞に疑問を感じるという点を除けば、良い作品だと思う。単純で気持ちが良い。

作品とは関係ない話だが、人が「親」を書くときって、どうして「賛美」か「批判」の両極に分かれてしまうのだろうなぁ。

例えば萩原葉子が親を描いた時は猛烈な批判だったし、沢木耕太郎が親を描いた時は賛美と感謝に溢れていた。

上手い具合に書かれた「親の像」とうのを私は、いまだかつて読んだことがないような気がする。

ちなみ、この作品は間違いなく前者。母が素敵なのは良いが、素敵過ぎてツマラナイ気も。視点になる主人公が幼いから仕方に無いのかも知れないけれど。

良いにつけ、悪いにつけ「どうでもいいや」って読後感を持った作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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