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日記は秘密に隠すもの 永井するみ 双葉社

タイトルに「日記」と言う言葉に惹かれて手に取った。

私は日記を書くのが好きだし、人の日記を読むのが好きだ。

日記を読むと言っても流石に一般人のプライベート日記を読む訳ではなくて、あくまで作家の書く日記文学的なもの。

この作品は連作短編形式で、日記の作者はそれぞれ別なのだけど、微妙に別の日記と繋がっていた。

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日記は秘密に隠すもの

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父親の秘密を見つけた女子高生の日記「トロフィー」、母の死を引きずる43歳独身男性の日記「道化師」、姉妹で同居している結婚を控えた姉の日記「サムシング・ブルー」、熟年夫婦の日常を記した夫の日記「夫婦」。

まったく無関係な4人だが、本人たちも気づかぬところで、実は不議な繋がりがあった……。
急逝した著者の絶筆となった最後の作品。

著者は一体、どんな秘密を作品の中に隠したのか……。

アマゾンより引用

感想

作者はミステリ作家とのことで、日記の構成や伏線の貼り方は流石にお上手。ミステリを読み慣れない私など「ええっ!」と驚きっぱなしだった。文学的な日記も良いけれど、こういう日記も悪くない。

どの作品も面白かったけれど、私が気に入ったのは『道化師』と言う作品。ちょっと泣いてしまった。

最初に読んだ時は、オチが全く予想できなくて「なんだか嫌な感じ」と思って読んでいたのだけど、まさかのオチに泣いてしまった。

そして読み返してみると、あちこちにちゃんと伏線が貼ってあって、それがまた余計に泣けた。お涙頂戴的と言えば、そうかも知れないけれど、ツボ過ぎて辛い作品だった。ミステリ系の作品って感想を書くのが難しい。

あれこれ書きたいけれど、あれこれ書いちゃうとネタバレ全開になってしまうというジレンマ。

『道化師』は連作の中でも「いい話」の部類に入るのだけど、悪意が滲み出る嫌な話もあって、だけど私は嫌いじゃなかった。まぁ、これは読む人の好みで感想は別れるところだと思う。

軽くショックだったのは、作者の永井するみが既に故人でこの作品が遺作だったってこと。

連作短編の連載中に亡くなられているので、もしかしたらまだ何か仕掛けがあったのかも知れないと思うと残念でならない。

出先の暇つぶしとして読んだのだけど、面白過ぎて一気読みしてしまった。

永井するみの作品は他にも色々あるようなので、他の作品も読んでみたいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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