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映画『チェイス!』感想。

久しぶりにインド映画を視聴した。

インド映画と言うと10年以上前に『踊るマハラジャ』がヒットして、当時は私もハマったものだけど、ここ数年はご無沙汰していたる

インド映画は様式が独特なので好きな人は好きだろうけど「無いわぁ~。無理だわぁ~」って人も多いと思う。

  • 上映時間がとにかく長い
  • 登場人物達は脈絡なく踊りまくるし歌いまくる

インド映画には「お約束」があって、それが許容できない人は見るのがキツイと思う。ちなみに私はインド映画許容派。

今回は大事な部分についてネタバレ全開の感想になるので、ネタバレNGの方はご遠慮ください。

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チェイス!

ダンスだけじゃない!アクロバティックなインド映画『チェイス!』予告編
チェイス!
Dhoom 3
監督ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ
脚本ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ
出演者アーミル・カーン
カトリーナ・カイフ
アビシェーク・バッチャン
ウダイ・チョープラー
タブレット・ベセル
ジャッキー・シュロフ
アンドリュー・ビックネル
ザックリとこんな内容
  • 物語の舞台はアメリカ、ニューヨーク。
  • 主人公のサーヒルは幼い時に父を自殺に追い込んだ銀行への復讐を誓っていた。
  • サーヒルの父はサーカス団の団長。銀行に融資を断られ、自殺に追い込まれる。
  • サーヒルは金庫破りを繰り返し、銀行の失墜を狙う。
  • 現場に残されたメッセージからインド人による犯行と断定。インドら腕利きの刑事ジャイとその相棒アリが捜査協力にやってくる。

感想

『チェイス!』は日本での公開を前提として制作されたらしく、上映時間は172分とインド映画にしては短め仕様。

基本的にインド映画は休憩を挟んで3時間を超えるのが普通なのでギュギュッと濃縮した形で制作されている。

バイクでのカーチェイスが売りとのことで、ハリウッドのアクション映画的なノリでのバイクアクションが見られるのかな…と思いきや、ストップモーションを多様したインド仕様だった。

それなりに迫力はあるものの、ハリウッドのアクション映画をイメージするとガッカリすると思う。「インド映画だし仕方ないな」という広い心でもって観て戴きたい。

主人公のサーヒルはサーカス団の子として育ち、父の死後もサーカス団を率いている。父の復讐のために、ルパン三世さながらの銀行強盗を繰り広げるのだけど、本業はサーカスのスター。

  • バイクアクション
  • サーカスのアクション
  • 唐突な歌と踊り

とにかく映像が華やかで豪華な作りになっているのは流石インド映画って感じだった。ただ、似たような場面(踊りとかアクション)が何度も繰り返されるのもインド映画って感じ。

ハリウッド映画なら1度で済ませるとこを「大事なことなのでもう1度やりました」的な感じで「この場面、さっきも観た気がする」と言う場面を何度も視聴することになる。

物語も色々な要素が山盛りに詰め込まれていた。これもインド映画的。

  • 父親の復讐のための銀行強盗
  • サーカスのマドンナとの恋
  • 敵との友情
  • 兄弟間の葛藤

最後に書いた「兄弟間の葛藤」についてが作品の大きなポイントかつネタバレ。

実はサーヒルは双子の兄弟。サーカスのトリックにしても、銀行強盗にしても双子の特性を生かして行っていた。

サーヒルとサマールは2人で1人として生きてきた。サマールは軽い知的障害がある設定らしく、対外的には「いない人」として、ずっとサーヒルの影として生きている。

双子設定で片割れが知的障害。しかも、ずっと影として生きてきただなんて、それだけで映画を作れそうなのに、さらっと「一要素」として使われているのが凄い。

172分の映画って、日本映画やハリウッド映画の感覚からすると相当な長さになるのだけれど、物語要素がてんこ盛り過ぎるほど詰め込まれているので、1つ1つの要素は意外とアッサリ消化されていく。

ドラマを消化しつつ、その途中で歌ったり踊ったり、アクションまで挟んでくるのだから、むしろ時間が足りないくらい。

インド映画と言うと『踊るマハラジャ』のイメージから「歌って踊って楽しい映画」ってイメージを持っている人が多いと思うのだけど、意外にもハッピーエンドじゃない映画が多かったりする。

『チェイス!』も他のインド映画と同様にハッピーエンドじゃない。

主人公は銀行強盗なので「悪者は幸せになっちゃいけないぞ」的な解釈なのかも知れないけれど、あれだけ派手に歌って踊って、アクションを繰り広げておいてからのアンハッピーエンドに持っていくだなんて、ハリウッド映画ではあり得ない展開。

流石はインド映画。日本やハリウッドの感覚では語りきれない謎の魅力である。

歌うわ、踊るわ、アクションするわで大活躍の主人公、サーマル&サーヒルを演じた主演のアーミル・カーンは映画撮影時49歳と言うから驚きだ。インド人…半端ないって!

ツッコミどころは満載だけど、久しぶりにパワーのあるインド映画を観て元気になった気がした。

恐るべしインド映画。だけど好き嫌いは分かれると思うし万人向けではないように思う。

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白い木蓮の花の下で
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