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映画『神様メール』感想。

最近、週末に夫婦でケーブルテレビで録画をした映画を観るのが習慣化してきた。

今回観たのは『神様メール』。もう、いつ録画したのか分からないくらい前に録画していたのに、なんとなく観ないまま放置していた。

そのため「どうして録画しようと思ったのか?」と言うことさえ忘れていて、真っ白な状態での視聴となった。

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神様メール

映画『神様メール』予告編
神様メール
Le Tout Nouveau Testament/The Brand New Testament
監督 ジャコ・ヴァン・ドルマル
脚本トマ・グンジグ
ジャコ・ヴァン・ドルマル
主演ピリ・グロワーヌ
ブノワ・ポールヴールド
カトリーヌ・ドヌーヴ
ヨランド・モロー
音楽アン・ピエールレ
ザックリとこんな内容
  • 世界を創造した偉大なる神様はブリュッセルのアパートで家族と暮らしていて、パソコンで人間世界を設定している…と言うファンタジー設定。
  •  神様の娘である10歳のエアは父に反発し、父のパソコンを使って人間たちに余命を知らせるメールを送る。
  • メールによって余命を知らされたことで人間世界は混乱に陥る。
  • エマは兄であるJC(イエス・キリスト)のアドバイスに従って地上で6人の使徒を探し、新・新約聖書の作成に乗り出す。

感想

『神様メール』はフランスとベルギーの合作なのだけど、なんと言うか…キリスト教徒の多い国でこんなふざけた映画が公開を出来たものだと感心した。

『聖☆おにいさん』の茶化しっぷりよりも酷いレベル。

『神様メール』の神様は意地が悪くて最低のオッサン…と言う設定になっている。「こんな映画も受け入れられちゃうんだ!」と驚いてしまった。

余命を知らさせた人間達は当然ながら混乱する。

人間って、いつ死ぬか分からないから未来のことを考えて生きている訳で「あと○日で死にますよ」と言われたら、生きる方向性が変わってしまう。大きな視点で言うなら、余命メールが届けられたことで戦争が終わったりもしている。

もし私が「あと10年と3日で死にますよ」と言われたとしたら「そっか…まあ56歳で死ぬのは早いと言えば早いけど、娘も成人してるし仕方ないかな」程度のことで、生活を変えることはないと思うのだけど「54日で死にますよ」と言われたら、身辺整理もしたいし、死ぬ前に友人と会っておきたいと思う気がする。

余命を宣告された人達も私と同じで「今まで我慢してきたことを辞めて好きなことをする」って決めた人もいれば「それでも変わらず生きていく」って人もいた。

余命の話は横に置くことにして。

神の娘エマは地上で6人の使徒を探すことになる。6人の使徒達もそれぞれ事情を抱えていた。

  • 余命11年。美人なのに誰にも愛されたことのない独身女
  • 余命12年。鳥を追いかけると決めた会社員
  • 余命83日。セックス依存症の男性
  • 余命25年。元保険会社社員の殺し屋
  • 余命5年。ゴリラと恋に落ちる熟年女性
  • 余命54日。生まれた時から病気がちで女の子になりたい少年

6人にはそれぞれの人生と物語があって、ちょっとしたオムニバスのような形になっている。どのエピソードもぶっ飛んでいて面白かった。

個人的にはゴリラと恋に堕ちる熟年女性、マルティーヌのエピソードが気に入っている。

マルティーヌを演じたのはカトリーヌ・ドヌーヴ。もう、すっかり「おばあちゃん」と呼ばれるようなお年頃なのに、なんとも美しい! そりゃ、ゴリラも惚れますわ…と納得させられてしまった。

6人は神の娘、エマと出会うことで人生が変わっていく。そして使徒が6人揃うことで、世界に異変が訪れる…と言う流れ。

『神様メール』は面白いと言えば面白いのだけど、ブラックジョーク的な色合いが強い。

キングスマン』のノリが好きな人なら楽しめると思うのだけど「趣味が悪いね」と言われてしまえば、それまでかな…と言う気もする。

色々な意味で日本人には作ることの出来ない映画だと思う。

好き嫌いが分かれると思うのだけど、私はけっこう楽しませてもらった。

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白い木蓮の花の下で
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