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ひさの星 斎藤隆介 岩波書店

今日は午後から雨だった。けっこうな降りっぷりだった。そして、ふと、この作品のことを思い出して書いてみようかと思ったのだ。

大雨のあと、川が増水して……という場面が印象的で、なんとなく激しい雨がふると思い出してしまう絵本なのだ。

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ひさの星

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昔、秋田の北にひさという無口なおなごわらしがおった…。ある大雨の夏、幼い子を助けたひさは水にのまれてしまう。

アマゾンより引用

感想

私は斎藤隆介の書く「日本の昔話」が大好きだ。理不尽で哀しい話が多いのだが、そこには日本人の良さとか、人間の優しさとか強さというものがギッシリ詰め込まれているような気がするから。

現実的なことを言うと、私は美談的な生き方よりも、ちょっぴりズルくてもいいから逞しく生きた方がいいんじゃないかと考えているのだが、だからって「美しい心」を否定している訳ではなくて、むしろ、そのテのものには滅法弱い。

この作品は「ひさ」という地味で目立たない少女が、川で溺れた幼い子供を助けて命を落として……というお話である。

自分より弱いものを命懸けで守るというのは、それだけでも感動的な話であるのだけれど「ひさ」は、地味で目立たない少女だったというところがポイントである。

現実世界を見渡してみても、本当に優しい人ってのは、ごく控えめで目立たなかったりすることが多いから。

絵は、いわさきちひろが描いているのだが、独特の水彩タッチがなんと効いている。

私は日本人の子供を描かせたら彼女の右に出る人はいないと思うほど、彼女の絵を愛していたりする。特に、不安そうな表情や、照れ笑いをしているところなんかが素晴らしく良い。

大好きな作品ではあるが、私に子供がいたら、あるいは私が大切に思っている人達には「ひさ」のような生き方はして欲しくないと思う。

もっと要領良く生きてもらいたい。

現実問題としての生き方と、作品の好みが必ずしもマッチするとは限らないというところに読書という趣味の身勝手さを感じたりする。

それはそうと、斎藤隆介は大好きな作家さんなので、できれば少しづつでも感想を書いていけたら良いなぁ……なんてことを思ったりした。

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白い木蓮の花の下で
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