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男ってホント馬鹿。

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夫と結婚して13年目。夫が家族に対して派手な嘘をついた。

昨年の夏に転職した夫は先日、初めて出張に行くことになった。

出発は日曜日の朝早く。「日曜日に出発するとか何なの? しかも早朝とか!」と思ったのだけど、上司と一緒に行く事になっていたので「会社によってルールも違うし、前泊とかするのかな?」くらいに思っていた。

日曜日の朝、普段より早めに起きて家族全員で朝食を食べて夫を送り出した。「せっかくの日曜日なのに出張とか気の毒になぁ…」と、その日はいつもより少し豪華な朝食を作った。私はインスタとかやってない派なので、食事の写真はたまにしか撮影しないのだけど、見栄え良く出来たので珍しく写真を撮っちゃったりした。

日曜日の朝は毎週、義母と電話をするか夫の実家に行くことになっている。

夫が家を出た後、義母から電話がかかってきたので「今日から出張なんです」と義母に報告すると、「日曜日に出張なんて大変ねぇ。白蓮さんもYちゃん(娘)と2人で心細いかも知れないけれど、気をつけてね」と義母。定期報告をして電話を切った。

夫からは「無事に新大阪に着きました。行ってきます」のメッセージ。

私は家事をしたり、パソコン内職をしたりして午前中を過ごし、午後からは娘が「猫カフェに行きたい」と言うので猫カフェに連れて行ったりして、それなりに慌ただしく過ごしていた。

そして夕方。いつもなら、途中で経過報告をしてくるだろう夫から何の連絡も無いことに気がついた。

夫の性格からして「昼飯~」とか「東京駅~」とか、何某か送ってくると思うのだけど、音沙汰が無い。「上司と一緒だったらスマホいじっていられないか?」と思ったものの、ふと「あ…もしかしたら、Twitterだけはやってるかも?」と思い立ち、夫のアカウントをのぞいてみることにした。

夫と私は2ちやんねる(現在の5ちゃんねる)で出会った。

出会いが出会いだった事もあって、夫と私はネットで遊ぶのが大好きでお互いにプライベートなネット関係を構築しているけれど、互いのプライベートを詮索した事は1度も無い。

お互いに隠したりもしていないのでアカウント名は知っているし、夫も私のサイトもTwitterアカウントも承知している。お互いに「趣味は趣味。家族は家族」と言う線引きがあって、特に決めごとは作っていないものの、互いを監視するような事はしていなかった。

「出張先に着いた事が確認出来たらそれでいいや」と思って、夫のTwitterアカウントをチェックしてみたところ、なんと夫は1人旅をエンジョイしていて、行列の出来る人気店に並んて昼食を取り、趣味のゲーム大会に参加しているではないか。

夫のTwitterを見て謎が全て解けた。

夫がの出張は早朝に出なくても良かったのだ。「今日は出来るだけ早い新幹線に乗りたい」と言った理由はゲーム大会の時間に間に合わせるためだった。

浮気した訳じゃないし、目くじらを立てるほどの事ではないものの、私と娘を騙して行ったのは許し難い。早朝家を出てゲーム大会に出たいなら、素直にそう言えば良いのだ。

自分のアカウントにログインした状態で夫のツイートに「いいね」をつけてやりましたわ!

そして数十分後。夫からお詫びの電話がかかってきた。

私の復讐は夫が私からの「いいね」の通知を見た瞬間に達成しているので、それ以上追求するつもりはない。ただ「男って、なんてツメが甘いんだろう」と心から呆れてしまった。

私の性格からして、夫が通常通りに「東京着いたで~」とか「今日の昼飯~。娘を頼むで~」と連絡してくれていたら、夫のTwitterアカウントをチェックする事は無かったと思う。どうして肝心なところで手を抜くのだ?

……ただ楽しくて完全に忘れていたのだと思う。

そして、もう1つ付け加えておきたい。夫はその日の朝「なんか興奮して早く目が覚めてしまった」と、いつもより1時間早い5時過ぎに起床していた…って事を。

夫の気配に目を覚ました私は「嫌だねぇ~。遠足の日の子どもじゃないんだから」と突っ込んだのだけど、実際に夫は遠足気分だったのだから、あのツッコミは正しかったのだ。

……男ってホント馬鹿。

夫に対して怒っていないし、怒りを感じてもいない。ただ「男って、どうしてこんなにお馬鹿なんだろう?」と呆れている。

48歳の夫。中身は小学生男子と変わらない気がする。中年と呼ばれる年になってもコレなのだ。「爺さん」と呼ばれる年になっても変わらないんじゃないかと思う。大事な事なので改めて書いておきたい。

男ってホント馬鹿。

追記
その夜。既に寝ている私に夫からメッセージが入った。夕方、上司と合流して宴会のお供をしているとのこと。宴会は予想以上に大変だった模様。「何が楽しいのか分からねぇ。バチが当たりましたわ」と泣き言。「この世の中にバチなんて無いよ」と思いつつ、適当に返事を返して、ぬくぬくと眠った。
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日記
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