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アルコールは悪くないのです。

先日、Twitterで流れてきたツイートに素晴らしいものがあった。素晴らしい…言うより「救われた」と言った方が正しい。

……とある美容室の前に書かれていたメッセージとのことだけど、私が長年悶々としていた事を綺麗に取っ払ってくれた。

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アルコールが悪いんじゃない

酒が人をアカンようにするのではなく
その人が元々
アカン人だということを
酒が暴く

Twitterより引用

亡父はアルコール性の肝炎で亡くなっている。

病院でアルコール依存症の診断が出ていた訳ではなったけれど、末期はほぼアルコール依存症状態だったし、さらに言うなら肝炎の影響で脳がやられて、50代にして認知症同様の状態になって最後を迎えた。

父の死の前の数年間は、長編小説1本分くらいの迷惑をかけられてきたし、父が死んだと時は悲しいよりもホッっとした。

親がアルコールで苦労した人間はアルコールを嫌う人が多いようだけど、残念ながら私はアルコールが大好きだ。

父を知る人達の多くはは「お父さんは会社が潰れたのが辛過ぎてアルコールに逃げちゃったんだね」と言ってくれる。妻である母も同じ事を言う。しかし私はずっと「本当にそうなんだろうか?」と疑問に思ってた。

家族の恥を晒すのは気が引けるのだけど、実を言うと亡父だけでなく実母も酒癖が悪い。亡父ほどではないけれど、それこそ若い頃は「飲まなきゃやっていられない」的な飲み方をしていた。

病弱を理由に40代で主婦業から引退していたくせに、アルコールだけは人一倍摂取していたと言う不思議。これについても実母を知る人達は「お母さんが悪いんじゃないよ。お父さんに苦労させられるからアルコールに逃げちゃうんだね」と言ってくれてた。

しかし私はこれについても「本当にそうなんだろうか?」と疑問に思っていたのだ。

私はずっと疑問に思っていたのだ。「アルコールはそんなに悪いものなのか?」「アルコールは人を駄目にするのか?」と。

しかし先日流れてきたTwitterを読んでストンと腑に落ちた。私の両親はアルコールによって駄目になったんじゃない。元々、駄目な人だったのがアルコールによって本性を暴かれたに過ぎなかったのだと。

人に言うと笑われるかも知れないけれど、実はこの歳になるまでずっと心配していたのだ。「私もいつか父や母のように駄目人間になっちゃう日が来るのかも知れない」と。

だけど私は確信した。私は両親のようにはならないって事を。

よくよく考えてみたら、私は今年で45歳。両親がアルコールで駄目人間になっちゃった頃の年齢をとっくに過ぎているけれど、駄目人間にはなっていないし、適度にアルコールを楽しんでいる。

Tweetしてくれた人にも、美容室の前にあの言葉を書いてくれた人にも感謝したい。

長年の疑問と心の中にあった不安が無くなって幸せな気分だ。私はこれから今まで以上に美味しくお酒が飲めそうな気がする。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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