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書評

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箱の中の天皇 赤坂真理 河出書房新社

2019年4月30日。天皇陛下が退位されるのに合わせて読むに相応しい1冊。この作品『箱の中の天皇』のテーマは「象徴として...

姑の遺品整理は、迷惑です 垣谷美雨 双葉社

前回読んだ『四十歳、未婚出産』が全く好きになれなかったので「垣谷美雨を追いかけるのも潮時かな…」なんて事を思っていたのだ...

妻籠め 佐藤洋二郎 小学館

壮大で高尚な雰囲気小説だった。佐藤洋二郎は初挑戦の作家さん。図書館で表紙を見て気に入ったので、予備知識無しでジャケ借りし...

おもかげ 浅田次郎 毎日新聞社

浅田次郎の作品を作品を読むのはもしかしたら10年ぶりくらいかも知れない。浅田次郎と言えば『鉄道員』が出世作ってイメージの...

人喰観音 篠たまき 早川書房

初挑戦の作家さんの作品。図書館で表紙惚れして手にとったので予備知識無しで挑んだ。表紙のおどろおどろしさが素晴らしい。「こ...

影を歩く 小池昌代 方丈社

相変わらず切れっ切れの面白さだった。以前『裁縫師』と言う作品を読んた時に「最盛期の小川洋子と河野多惠子を足して2で割った...

光まで5分 桜木紫乃 光文社

久しぶりの桜木紫乃。前作の『ふたりぐらし』が良かったので、期待して手にとったのだけど、ビックリするほどイマイチだった。桜...

平場の月 朝倉かすみ 光文社

大人のための恋愛小説だった。いきなりネタバレするけれど、この作品は恋愛小説の王道「好きな女が死ぬ話」だ。ネタバレ宣言をせ...

ガラスの殺意 秋吉理香子 双葉社

私は基本的にミステリー小説は苦手なのだけど、秋吉理香子の書くミステリー小説は不思議と楽しめてしまう。『ガラスの殺意』は病...

ナイス・エイジ 鴻池留衣 新潮社

鴻池留衣は初挑戦の作家さん。一応、新人作家さんのくくりに入るのだけど、感覚が古くて困惑してしまった。今回はdisっていく...

僕は金になる 桂望実 祥伝社

ある家族の40年を描いた作品。桂望実の作品を読むのはこれで3冊目だけど、この作品が1番気に入った。先に読んだ『明日この手...

となりの脳世界 村田沙耶香 朝日新聞出版

村田沙耶香はここ数年来、私の推し作家なのだけどエッセイ集は初挑戦。小説家のエッセイ集を手に取る時って、毎回ちょっとドキド...

介護士K 久坂部羊 角川書店

久坂部羊の作品は『廃用身』を読んで以来、すっかりハマっているのだけれど、今回もなかなかの読み応えだった。久坂部羊は現役医...

ぼくは朝日 朝倉かすみ 潮出版社

『ぼくは朝日』は北海道の小樽市で暮らす小学4年生男子「朝日」を中心にした、古き良き昭和を描いた物語。高度成長期の「古き良...

前世は兎 吉村萬壱 角川書店

吉村萬壱は相変わらず不愉快な話を書く人だな…と感心してしまった。(褒め言葉)どれもこれも胸糞の悪くなる話ばかりなのに、不...

手をつないだまま さくらんぼの館で 令丈ヒロ子 角川書店

令丈ヒロ子と言えば知る人ぞ知る児童文学の怪物。私の世代ではないのだけれど2013年に20巻をもって完結した『若おかみは小...

エリザベスの友達 村田喜代子 新潮社

私はここ数年、村田喜代子を推しているのだけど、今回の作品は正直言ってよく分からなかった。名作だと思うし、力作だとも思う。...
本の話

書評ブログってなんぞや?みなさん本の内容を理解出来てるの?

私は本が大好きで毎日飽きもせず本を読んでいる。インターネットで遊ぶようになって、一般の読者が自分の自分の読んだ本の感想を...

アンドロメダの猫 朱川湊人 双葉社

久しぶりの朱川湊人作品。私はなんだかんだ言って朱川湊人が好きなのだけど、今までの路線と違っていて面食らってしまった。今回...

ふたりぐらし 桜木紫乃 新潮社

桜木紫乃は良い。地味な女を書かせたら彼女の右に出る女性作家はいないと思う。世の中には「ぶっ飛んだ女」を描く女性作家は沢山...

旅猫リポート 有川浩 文藝春秋

このサイトに有川浩の作品の感想を載せるのは初めてだけど、実のところ有川浩は何冊か読んでいる。どうして感想を書かなかったか...
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